三角点名 | ー | 山名 | 高山 (【光南台アルプス】の一座) | ||
所在地 | 岡山市南区郡・飽浦 | ||||
コード | TR ー | 標高 | 215m | ||
概 況 | <H24.04.18>(カナリ池経由) 先日の【城山】に続いて郡地区の山城跡を訪ねる。児島湖締切堤防を渡って郡港から山容を確かめた後、県道45号線の東郡交差点手前から南東に入って集落南端の空地に車を停める。農作業中の地元の方に挨拶して高山へのルートを確認し、カナリ池に向かう。池越しに山容を確かめながら堤防を右に進み、奥に回り込んで約5分進むと小さな果樹園(モモ、カリン、ユズ、キゥイ等)がある。道らしきものがあるのはここまでで、これから先は踏み跡を辿って尾根に取り付く。尾根には鉄塔巡視路があり、これに従って高度を上げる。満開のミツバツツジを愛でながら最後の急坂を登りきると南峰、北に回りこむと間もなく本峰、山道の左(西)側に石の祠、右側には神門(明治35年設置)があり、その奥には神座が祀られている。ここは高山城の奥の曲輪跡でもあり、周りを整理してカメラに収める。(登り:約50分) 山頂は可なり広く、文献によると南から北へ二峰一連の城を造り、12の段形を数える大規模な城であったとか。古老の話では、昔はマッタケも生え、よく登ってきたようであるが、現在は雑木が茂り、祠や神座がその昔を偲ばせるのみ。 展望も木立の間から僅かに【B剣山】が見えるのみで他はダメ、ならばと西にやや下ると鉄塔132、ここからは180度の大パノラマ。西に【怒塚山】、北西に児島湖締切堤防、北に【@金山】が見え、これまでの疲れが一度に吹っ飛ぶ。小休止して、周囲の風景を堪能しながら、往路を引き返す。(下り:約35分) 参照:【高山城の解説】 【高山城縄張り図】 |
郡港から見た山容(鉄塔の奥) |
集落の南端から用水路に沿って南東へ進む |
カナリ池越しに見た山容 |
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果樹園の奥を尾根に取り付く |
主尾根の鉄塔巡視路から見た山容 |
巡視路脇にある石碑(80×100p) |
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本峰にある神門・神座(「天照皇大神宮」) |
本峰の北東から東【B剣山】の展望 |
鉄塔132から西【怒塚山】の展望 |
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<2021.04.12> (鉄塔巡視路ルート) 山トモと久し振りに訪れる。今回は鉄塔巡視路を辿ることとし、谷川(芹川)沿いに奥に進み、道脇の空地に車を停める。目標の鉄塔131を確認した後、谷川を渡って山際を進み、鉄塔巡視路に取り付く。ツツジの咲く坂道を登って行くとやがて鉄塔131、小休止して衣服調整をした後、引き続き巡視路を登って行く。峠を過ぎると急坂となり、両サイドに張られたロープに助けられながら頑張ると山頂部に達する。緩やかな尾根筋を北進するとやがて高山城の曲輪跡に入り、神座や石碑等をカメラに収める。(登り:約50分) その昔を偲んでから西にやや降りて鉄塔132から山座同定をした後、巡視路を北に下って行くと凡そ20分で産廃処理場に出る。ここからは処理場西側の作業道を北に進み、終点から巡視路標識に従って50mほど南に登ると鉄塔133。フエンスを東に回り込んで尾根筋を南に進む。ヤブコギを覚悟していたが最近、境界測量をしたらしく測量杭が残されており、これに従って進む。5分ほどで「中電」と書かれた杭があり、四方にブルーテープが張られていた。何のためかな? 更に測量杭に導かれて進むとやがて分岐点となる。ここからは本格的なヤブコギ!。ササを掻き分け、立木に掴まりながら約20分頑張ると墓地に達する。「エッこんなところに!」と驚きながらよく見ると奥には十字架の墓石があり、周辺にも墓石が多く見られ、かつては一帯が墓地であったことが分かる。謹んで手を合わせた後、地形を確かめ、僅かな踏み跡を辿りながら下るとやがて作業道に出る。道脇に建つ神社(若宮)に無事下山できたことの御礼詣をした後、作業道を北に進むとやがて県道45に出る。(下り:約110分)。 充実感に浸りながら県道を西に進んで「高山」を見返り、展望の良かったことを再確認する。 |
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駐車場所から見た鉄塔131
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鉄塔131 |
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ツツジの咲いた尾根筋を北進する |
高山城曲輪跡
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鉄塔132から西の展望 *クリックで大 | |||
産廃処理場の西側を北に進む |
鉄塔133 |
境界測量杭 *クリックで大
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尾根筋を進む |
測量杭との分岐 *クリックで大 |
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山腹にある墓地(奥に十字架) *クリックで大 |
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県道への取り付き口
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