三角点名 | 奉還渡 (ホウカンワタシ) | 山名 | ー |
所在地 | 岡山市南区大曲 | ||
コード | TR45133666901 | 標高 | 1.99m |
埋標日 | 昭和33年12月15日 | ||
地上部 | 4cm | 方位 | 正常 |
概 況 | 点名の「奉還渡し」に魅せられて訪ねる。 倉敷川左岸を遡り、対岸にカラフルな排水機場を見て、今度は丙川沿いに遡り、橋を渡って南西に進む。「大曲ファミリーパーク」を過ぎてなお南下すると倉敷川堤防に突き当たる。堤防下にはスイセンが咲いており、歓迎してくれているようだ。 「奉還渡し跡」の石柱に案内され、先ずは渡し場のあった川岸に行き、対岸の樋門や澪標をカメラに収める。 再び堤防に戻り、三角点標石の周りを少し掘って刻字を確認する。角が欠けているものの方位は正常。三角点からは南に【常山A】、東に【怒塚山】【金甲山A】が見える。 小休止の後、渡船場が何時頃まで使われていたのか興味が湧き、「ファミリーパーク」でゲートボールの練習にこられていた地元の方に尋ねると、「昭和30年頃までは使われていて、興南高校への通学は渡船に頼っていた」とのこと。 「点の記」によると、設置が昭和33年12月となっており、当地がポイントの1つであったことが分る。 ファミリーパーク広場には「干拓百周年記念」のモニュメントのほか、扇型の石板には「大曲音頭」も披露されており、歌詞に歌われている【明石山】や当時の様子に思いを馳せ乍ら現地を後にする。(H22.03.21) |
堤防上に立つ標示杭・後方は【常山】 |
南に【A常山】が見える 東に【怒塚山】(左)【A金甲山】右)が見える |
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奉還渡しの対岸(灘崎側) |
今も残る澪標 |
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地元で建てられた標柱 |
太鼓橋と排水機場 |