三角点名  ー 山 名  三頂山
所在地  岡山市南区阿津             (【光南台アルプス】の一座)
コード  - 標 高  258m
概 況  県道№463沿いにある案内標識を確認して空き地に車を停める。記念植樹の森の入口には「八丈岩山園地」の案内図あり、一読してから散策路に取り付く。
 周辺の記念樹に掛けられたプレートを読みながら登って行くとやがて【八丈岩山】との分岐、休憩舎(2020撤去)の前を北に進み、急な坂道を登り切ると三頂山の頂上。(約10分) 山頂からの大パノラマは正に絶景!是非一度ご覧あれ、感動しますよ‼
 山頂からの眺望を楽しんだ後は休憩舎跡まで戻り、一等三角点のある【八丈岩山】へ向かう。

 *三頂山余話
①山頂の巨石上部には祠が祀られており、扉には「石」の字を○で囲んだ紋が記され、中には迫力ある蔵王権現像が祀られている。また山頂部には柱を据付けた穴跡が残っていることから、往時はお堂又は東屋があったものと思われる。(山頂直下の磐座には「不動明王」も祀られている)
昭和919343月に瀬戸内海国立公園が指定されたこともあり、昭和10年(1935)11月、山陽新報(現:山陽新聞)が募集した「県下の景勝地」では、三頂山が金甲山と共に百選の一つに選ばれた。
 また、昭和61年(1986)1月、山陽新聞が募集した「市民が選んだ観光地ベスト50」では、三頂山は第24位にランクされている。
③三頂山頂上からは視界が360度開けており、もしかして「三頂山」の山名は、三っの国(備前・備中・讃岐)が一望できる山ということかな?
 それとも、年に数回は伯耆大山が見えることから、岡山、香川、鳥取の3県が見えるということかな? そんわけはないか…
④ 山名:三頂山に関する新説(真説)  地元では、山頂の岩の大きさが3畳程だったことから「三畳山」と言われていたが、昭和34年小串小学校の校歌を作詞した際、「三畳山」では響が悪いので「三頂山」に変えたとのこと。
 <小串小学校校歌>
 1 
三頂山の空高く 夢と希望の鐘がなる さあ勉強だ今日もまた みんな本気で学ぼうよ われらは小串の小学生

 
県道脇に建つ案内標識  *クリックで大
   
記念植樹の森の入口の案内板 *クリックで大

記念植樹の森の入口付近から見た三頂山
 
 
記念植樹の森の入り口
 
正面奥に見えるのが三頂山
(休憩舎は2020撤去)
 
山頂の巨岩に祀られている石鎚様 
*クリックで大  (中に蔵王権現像)
祠の前の岩には刻字あり
「西大寺 河本青年団 丗年十月」 
*クリックで大
 
年に数回見ることができる伯耆大山 
*クリックで大
 
山頂から南の展望
   
山頂から北の展望
 
山頂から西【金甲山】の展望
   
山頂から北東の展望

山頂部の岩にある彫りこみ穴 *クリックで大
 
柱を据付けた穴か?

<不動明王> *写真はいずれもクリックで大
通常ルート 
 山頂から北の県道に向けて約30m下ると南東に入る古道がついており、これを30mほど進むと大岩に囲まれた空間に石造の
不動明王が祀らている。
県道463に向けて約30m下る

古道を東南に入る
30m程進むと大岩
大岩の壁に囲まれた不動明王
不動明王像(高さ45㎝)
花筒の刻字
「昭和5年11月・井奥榮助」
 直下ルート 
 山頂の大岩の南東端から大岩沿いに急傾斜を降りていくと約30mで不動明王の祀られた磐座に達する。(滑りやすく危険なので要注意)  
直下ルート取り付き口
岩の傍を降る
岩を渡る

三頂山から見た小串小学校 
*クリックで大
小串小学校西南の山並 (三頂山は鉄塔の左の山の奥)
 *クリックで小串小学校正門前から見た三頂山

*クリックで大