三角点名  無常山 (ムジョウヤマ) 山名  無常山    通称「ダンガメ山」
(おくの細道アルプスの最高峰)
所在地  岡山市東区邑久郷字無常土
コード  TR25134705601 標高  184.50m
 埋 標   明治21年11月29日
地上部  14cm 方位  北向き
概  況  <H21.12.05>
 山名の謂れを知りたくて訪ねる。「点の記」では北の「東谷」から登ることになっているが、前回(4年前)標石を発見できなかったので、今回は南の「邑久郷」からチャレンジ。案の定、東谷越からの取り付き口が分らず、牧場北の舗装道路脇から直登を試みる。ヤブコギすること凡そ25分、山頂西端で「岡山県」と刻まれた標石を発見、これに元気付けられて東へ5分ほど進んで赤いテープを見つける。テープに導かれて南進すると、周りを整理された三角点が待っていてくれた。標石の近くには石が積まれており、山名と関係する祠の跡か?(登り:約35分)
 三角点周辺の木立が高く展望はイマイチ。目通り1.3mの桜の木に昇り、遠景をカメラに収める。岡山市内が見えた!
 展望を楽しんだ後、赤いテープに従って北に下り、凡そ40分で東谷バス停に到着する。


 
邑久郷から見た無常山
   
季節外れのツツジ       岡山県の標石
 
三角点の近くにある石積みは何かな?
   
桜の木に昇っての南の展望

桜の木から西(岡山市内)の展望

桜の木から北の展望


 <H26.07.17>
 【砥石山】の探査を終えて南西に向かい、参詣道と合流して【笠松神社】に参拝する。久し振りに狛犬さんにも挨拶して、神社東奥から尾根道を南西に進む。ユニークな案内標識に導かれて「躑躅(ツツジ)の小道」を通り、小さなアップダウンを繰り返しながら松山 、長谷山をクリアして【無常山】に到着する。(「砥石山から約55分)
 山頂は前回(H21.12.05)訪れた時とは一変しており、灌木が整理され、三角点の奥には「ダンガメ山」「荒神山」の標識が掛けられていた。山頂からの展望は素晴らしく、前回、桜の木に昇って眺めた南〜西方面は、居ながらにして楽しめる。これも「おくの細道アルプス」の魅力の一つか。
 小休止した後、次の【雀岩】に向かう。

 <ダンガメ山>   出典:「おくの細道アルプス」パンフレット
 なだらかな山容が団亀(スッポン)を伏せた形に似ていることから「ダンガメ山」と呼ばれており、山頂では、戦後まで、邑久郷の人たちにより雨乞いの行事が行われていた。
 
   
 
参詣道と合流して【笠松神社】へ
   
鳥居の前で迎えてくれた狛犬さん
 
神社の東奥から尾根道へ向かう
   
ユニークな案内標識に導かれて進む
 
尾根ルートで数少ない展望場所
   
かつてのマッタケ山か?
 
分岐を西に(ダンガメまで400m)
   
林の中に造られたルート
 
山頂は広々として三角点も気持ち良さそう!
   
山頂から南西の展望



  <H28.05.18>
 高取山】の探査を終えて南進し、東谷越え(峠)にある標識を確かめて尾根筋に登る。散策道は多少荒れたところもあるが、地元の方によって管理されており、比較的に歩き易い。東谷越えから凡そ10分で分岐、ここは左に進み、続く4差路を南東に進むと間もなく【無常山】頂上。三角点に再会の挨拶をし、ザックを降して小休止する。(東谷越えから約15分)
 山頂には新しい案内板等が立てられており、地元の方に感謝しながら展望を楽しむ。特に南西には、内海の向こうにお馴染みの八丈岩山〜怒塚山の山並みが見え、心をこめて記念撮影する。
 次の目標の【高雄山】をカメラに収めた後、散策道を北東に進むと「足休目」の標識、期待して行ってみると樹木が成長して展望はイマイチ。気を取り直して東進すると「長谷山」の標識があり、右に下って行くと凡そ5分で長谷越え(峠)に着く。(無常山から約10分) 
東谷越え(峠)にある標識 *
急坂を登って行く *
尾根道は歩き易いのだが…*
分岐を右に *
  新しく建てられた標識  *
三角点標柱は元気 *
方位は … *

カラフルな案内板 *
カメラではどうかな? *
次の目標の【高雄山】 *
どんな意味かな? *
やや期待外れ! * 
分岐を右に取る *
尾根道だが展望はない *
 
長谷越え(峠) *