三角点名  熊 山 (クマヤマ) 山名  熊 山 
所在地  赤磐市(熊山)奥吉原字熊山
コード  TR25234110001 標高  507.37m
埋 標    昭和45年12月3日  (旧埋標:明治23年 4月-日)
地上部  18cm 方位  正常
概  況  <H15.10.23> 油滝コース
 熊山への登山コースはいろいろあるが、今回は東の油滝コースを登る。麓の香登本の油滝神社社務所横に駐車し、阿弥陀堂の脇を通って荒れた山道を登る。40分ほどで第一の鳥居、ここからは緩やかな登りの参道となる。【姫大神神社】、続いて【油滝神社】に参拝して15分ほど登ると車道に合流。西進すれば熊山遺跡だが、先ずは三角点探査。東に向かって凡そ300m行くとNTT電波塔への進入口。そこから北に500m程進むと山頂。三角点はNTT電波塔の南で周囲を雑草に囲まれており、頭に赤いペイントが塗られていてなんだか可愛そう!
 「頑張れよ!」と声を掛けて、西の熊山遺跡に向かう。途中、【熊山神社】に参拝し、熊山遺跡の謎にロマンを感じ、超一級の眺望を楽しむ。(H15.10.23)

 <旗振り山の件>
 大阪堂島の米相場を「旗振り」の方法で、熊山を経由して岡山米穀取引所に伝えたことは確実【「巷説・岡山開化史」】【旗振り通信のルート】であるが、その旗振り台が熊山のいずれの山頂にあったかはハッキリしない。(NTT電波塔のある「三角点峰説」が通説であるが、児島高徳が義旗を挙げた「熊山神社境内説」もあるようで…)



三角点はNTT電波塔の南の雑草の中

目標となるNTT電波塔

南の頂上のある展望台

謎の多い熊山遺跡

 <H24.07.18> 弓削コース
 龍神山】頂上からの眺望を楽しんだ後、登山道に戻り、東に向かう。標高380m付近では南に展望が開けているが、その後は両サイドに草木が茂り展望は殆ど利かず、ひたすら登山道を東に進む。7合目の案内板を過ぎ、やがて車道に出会うが、8合目の案内板のある右の登山道を進む。10分ほどで再び車道に出るがこれも9合目の案内板がある登山道を北に進み、凡そ5分で参道に出る。
 そこからは南に向かい、熊山遺蹟に挨拶して待望の展望台。早朝(午前8時)のため多少ガスッているが東〜西の眺望は文句なし。北を見ると、展望台の手前(北)の木に、岡山県山岳連盟の「山はみんなの宝もの」との啓発板が架けられており、全く同感、「山を大切にしましょう!」と登山ノートに記す。
 暫く展望を楽しんだ後、参道を通って駐車場に出て、車道を東に進む。ドコモ熊山中継所の進入路を北に進み、やがて頂上。三角点は電波塔の南にあり、コンクリートで固められた標石との再会を喜ぶ。(龍神山から約1時間20分)
 <下り>
 小休止後、往路を引き返す。途中、刀匠が信仰した鍛冶神社に立ち寄るとともに、4合目の案内板から北斜面に取り付いて【B弓削】に再会して【八幡宮】に降りる。(復路:4合目まで約1時間)

谷筋にある7合目の案内板
  経盛山(清盛山)には向かわず直進 

車道ではなく登山道を東に進む 
 
ここも車道ではなく登山道を北に進む
 岡山県山岳連盟の啓発板  
 展望台からの眺望は格別

ドコモ熊山中継所への進入口
 
山頂にあるドコモ・東備消防組合の無線中継所

 三角点はドコモ熊山中継所の南
 
コンクリートで固まれた二等三角点標石

  <H28.03.16>  上り:熊山駅コース
 山トモと久しぶりに訪れる。車1台を弓削の【八幡宮】駐車場にデポして北上し、もう1台の車を熊山駅西の駐車場に停めて登山口に向かう。JRのガードを超えると大きな案内板があり、その左(東)端を通って登山道に取り付く。ここからは手作りの案内標識に導かれて登っていき、凡そ1qで一本松のコル、衣服調整した後、引き続き案内標識に従って登っていく。凡そ400mで車道に出合い、標識に従って車道右側の登山道に取り付く。500mほど頑張ると東屋、小休止して展望を楽しむ。そのうち2人の山ガールが登って来て、話を聞くと地元の方で週に2〜3回は登られているベテラン。暫く山談議をした後、登山再開、急坂を登り切り、緩やかなアップダウンを繰り返すと左手(北)に熊山池が見えだす。「展望台→」の標識に誘われて10m程北に入ると、「平成8年度豊田小学校卒業記念」の展望台がある。周辺の木立が育ち、展望はイマイチであるがそれにしても卒業記念に展望台を造るとはあっぱれ!。再び登山道に戻り300m程登ると車道に出て「二つ井戸」、聖水で喉を潤し、東に回り込んで【熊山神社】に参拝した後、熊山遺跡に向かう。現在でも謎の多い遺跡を一回りして、展望台で東〜西に拡がる眺望を楽しみながら昼食。ウイ―クデーにもかかわらず展望台付近には20数人が休憩・昼食中で、人気の高い山であることを再認識する。
 昼食後、車道を東に進んでNTTの電波塔に向かい、山頂の2等三角点に再会。かつて頭頂部に塗られていた赤いペイントはすっかり消え、代わりにICタグが付けれていた。「これで良し!」と安心して熊山遺跡に戻る
 県道からの取り付き口 
大きな案内板の前を左に進む 
 登山道の案内標識を確認 *
標識に従って登る *
一本松コル *
車道に出合い、右に進む *
東屋  *展望良し
展望台への標識 *
井戸  *
天然記念物の千年杉  *
熊山遺跡の解説板 *
謎の多い熊山遺跡 *

管理棟南からの展望
 元気だった三角点 *
方位等も正常 *
  <下り> 弓削コース
 熊山遺跡に再訪を約束して万富駅・弓削方面への登山道を下る。標識に従い凡そ300m西進すると「鍛冶神社」への分岐、折角の機会なので参拝することに…。参拝後、登山道に戻り凡そ300m西進すると車道に出て南山崖石積遺構への分岐、「何でも見てやろう!」の意気込みで400m程南進して石積遺構群を見学。再び「万富駅・弓削・経盛山」コースに戻り、登山道を西進すると「経盛山」への分岐、時間の関係もあり次回の楽しみに残して「万富→」の標識に従って西に向かう。ここからは谷筋の登山道が可なり荒れており、転倒しないよう、次の目標の【龍神山】に向かって慎重に下って行く。
万富駅・弓削方面下山口 *
弓削コース9合目標識 *
 
鍛冶神社  *
石積遺跡群 *
 万富駅・弓削・経盛山コース *
分岐(経盛山)を左に直進*