三角点名 | 天狗山 (テングヤマ) | 山名 | 天狗山 |
所在地 | 備前市日生町寒河字天狗丸 | ||
コード | TR45234120301 | 標高 | 391.90 m |
埋標日 | 昭和48年11月30日 | ||
地上部 | 0 cm | 方位 | 正常 |
概 況 | 備前市日生にある【八幡宮】に安全祈願して登山開始。貯水タンクを過ぎると岩肌の登山道となり、よく滑るので要注意。TV共同アンテナを過ぎると尾根伝いとなるが、イバラが服の上から刺し、シダが足元に纏わりつくので歩き辛い。2つのピークを越えるとやがて頂上。三角点は大きな岩に埋め込まれている。付近には岩がゴロゴロしており、三角点標柱を立てるのは困難だったろうと納得し、丸いプレートに敬意を表する。 頂上からの展望は素晴らしく、その昔、大阪の穀物相場を旗振り信号により熊山に中継したとの話も理解できる。 眺望を心行くまで楽しんでから往路を引き返し、麓の【八幡宮】にお礼参りして帰途に着く。(H15.09.27) *天狗山 出典:「日生町誌」 吉形士郎編 昭47.11.3 和気郡日生町役場発行 封建時代から明治の中期にかけて、大阪堂島の米相場を全国に通信するのに山の上に通信所を設け、旗信号によっていた。寒河村では、天狗山の頂上に信号所が設けられ、兵庫県室津(現:たつの市御津町室津)からの旗信号を望遠鏡で受け、これを熊山信号所へ旗信号で送っていた。当時は、畳3畳分くらいの大旗や頂上に飲み水を運ぶ背負い桶などが使われていたが、これらの道具は今は残っておらず、望遠鏡だけが現存している。 *参考 【旗振り速報】 【旗振り信号のルート図】 |
三角点プレートのある大岩 |
頂上にある大立岩 |
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頂上から見た鹿久居島・大多府島 |
頂上から見た家島 |
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登山口にある【八幡宮】 |
寒河地区から見た天狗山 |
<2020.01.22 > 【みつがしわ山の会】の1月例会で訪れる。先ずは【八幡宮】境内の【南極の石】にタッチし、拝殿に安全祈願した後、金刀比羅宮の前を通って登山口に取り付く。今回の参加者は30人と多いため3班編成で登って行く。急坂やロープのある岩場では声を掛け合って頑張ると凡そ35分で4合目付近に到着、「エッツまだ1.2qも!」と驚きの声も聞かれる。そして6合目の標識を見て奮起し、展望の開けた7合目付近で小休止。瀬戸内の島々や周辺の山などを確かめてから暫く登ると南峰、「小天狗」の標識がある。「もう少しだ!」と気を引き締め、やや降って登り返すと天狗山頂上、山頂標識にタッチして「着いたぞ!」と声を挙げる。(登り:約90分) 山頂で「旗振り通信」に関する概要説明の後、昼食を摂り、山座同定を楽しむ。 サア―今度は下りだ。雑木に囲まれ、展望の殆ど利かない山道をアップダウンして西峰に至り、小休止して眼下に拡がる降りのコースを確かめる。荒れた地肌の山道は滑りやすく、お互いに声を掛け合って三ツ池:奥池に着く。「ここまで降りれば…」との声も聴かれるが、リーダーから「まだ岩場があって危険個所も多いよ!」と聞かされ、お互いに気を引き締める。やがて沢沿いの岩場に出合い、慎重に降って行くと約35分で「西登山口」に出る。ここからは足取りも軽く、本日のコースを振り返りながら話しに花が咲く。集落道を南東に進んで八幡宮の駐車場に戻り、整理体操をして散会する。お疲れ様でした。(下り:約120分) |
4合目付近にある標識 |
まだ先は長そう! |
7合目付近からの展望 |
南峰(370m)にある「小天狗」の標識 |
山頂(本峰) |
岩に埋められた三角点標識(ややお疲れの様子) |
中峰から見た天狗山(左)・小天狗(右) |
三つ池(奥池)から見た天狗山尾根(奥) |
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降りには危険な箇所もある! |
ここまで降りれば一安心 |
集落道を南東に進んで八幡宮に向かう |