三角点名  草ケ部 (クサカベ) 山名  小廻山 
所在地  岡山市東区草ケ部字小廻
コード  TR35234005201 標高  198.42m
埋 標  明治24年5月17日
地上部  17cm 方位  北東向き 
概  況  <H17.05.11>
 県道沼・瀬戸線の谷尻地区から北西に入り、小廻山遺跡(古代山城跡)に向かう。常楽寺の北を通って300mほど進むと【大廻山】との分岐点に至る。車を空地に停めて左手にとり、果樹園の中の作業道を南回りに登る。山頂に八大竜王(享保8年(1723)9月建立)の石碑があり、その奥は雑木林。三角点は八大竜王碑の手前6.5mのところで雑草に埋もれており、周りを刈り払ってカメラに収める。
 山頂からは北に【大廻山】、東に【熊山】を遠望することができる。
 小休止の後、往路を引き返し、郷土史家になったつもりで周辺の遺跡を訪ねる。



三角点は果樹園の頂上

山頂から北【大廻山】を望む

三角点の奥にある八大竜王の碑
(享保8年(1723)9月18日建立)

砂川に架かる土橋から小廻山を望む

山頂から東【熊山】を望む


  <H30.03.03>
 大廻山】の探査を済ませ、岡山市産廃保管場所の脇を約30m西進して南の作業道に取り付く。急坂を80m程登って左に回り込み、荒れた果樹園の中を登って行き、奥のササの中を登り切ると小廻山頂上。八大竜王碑の手前で三角点標石が待っていてくれる。(駐車場所から約10分)
 久し振りの再会を祝して記念撮影した後、「大廻山西峰」等をカメラに収め、往路を引き返す。それにしても果樹園が荒れていて、何とも侘しい限り!
 
岡山市産廃保管場所を西に進む
 
南の作業道に取り付く
 
南に回り込む
 
荒れた果樹園の中を登る
 
ササの中の小道を進む
小廻山頂上  *クリックで大
三角点は健在  *クリックで大
山頂から「大廻山西峰」*クリックで大
山頂東から東南の展望 *クリックで大


<一の木戸ルート>  H30.03.03
 【大廻山・小廻山】の南からの探査を終えて「一の木戸」ルートの探査を試みる。
 県道96沿いにある「一の木戸」の「標示板1」に従って南に入り、「標示板2」付近で地元の人に来意を告げて空地に車を停めさせて貰う。装備を整えて集落道を奥(南)に進み、30番神堂の前で手を合わせ、上池の横を通ってやがて一の木戸跡に着く(駐車場所から約15分)
 「一の木戸」の解説板を読み、石組を観察した後、山道を奥に進む。新池の堤防を西に回り込んで水路脇を登って行くと竹藪となる。荒れた竹藪の中を赤いテープを探しながら奥に進むとやがて古い牧場の柵?と出会う。しかし、柵の周りも荒れていて直進は叶わず、周辺を探して古い小屋を見つけて元気を貰い、更にヤブコギして西の建設会社処分場に通じる舗装道に出る。(一の木戸から約25分)
 最早、改めて【小廻山】に向かう気力はなく、諦めて往路を引き返す。往時は山道も整備されていただろうが今は荒れていて、再度訪れることはないだろう。
ただし、新池から北(上方)の集落道に出るのはどうかな?その昔は峠越の道があったはず…。
 *国指定史跡「大廻小廻城跡」については、岡山市のHP【大廻小廻城跡】にも出ているよ!
 標示板 1  *クリックで大
標示版  2  *クリックで大
30番神堂  *クリックで大

上池
一の木戸の解説板 *クリックで大
一ノ木戸 *クリックで大
 
山道を奥に進む
 
新池
 
水路脇を登って行く
荒れた竹藪 *クリックで大
牧場柵?  *クリックで大
小屋  *クリックで大