三角点名  本宮山 (ホングウザン) 山名  本宮高倉山
所在地  赤磐市(山陽)西中字西山・岡山市北区牟佐字大曽根
コード  TR35233079701 標高  457.85m
埋 標    平成14年3月5日低下改埋   (旧:明治24年5月11日)
地上部  15cm 方位  ほぼ正常
概  況  山頂へは、@赤磐市鴨前から登るコースA岡山市牟佐から【高蔵神社】を経由するコースB旧御津町河瀬から送電線巡視路を登るコース(一部ヤブコギあり)などがある。健脚向きにはAコースがお奨め。いずれにしても山頂は公園としてよく整備されており、桜の名所でもある。
 三角点は、中電無線中継所の南約20mにあるカイズカイブキのサークルの中。頭頂部の角が一部欠落しているが平成14年に改設したときの事故か?それにしても、市民が気軽に会えないのはちょっと寂しい。(H16.03.21)



三角点はカイズカイブキのサークルの中

山頂にある旧高蔵神社の磐座

山頂に聳える中電無線中継所

山頂は桜の名所

 <H25.02.22>
 所属する「みつがしわ山の会」の20周年特別企画として、今年3月に第1回例会(1992.1.12)のコース(牧山駅〜河瀬〜本宮高倉山〜高蔵神社〜大塚古墳〜地蔵岩〜竜之口八幡宮〜竜ノ口山〜湯迫温泉)を辿ることにしており、その下見を兼ねて、訪れる。(今回は、前半の本宮高倉山〜大塚古墳まで) 
 JR牧山駅北の駐車場に車を留め、山容を確かめた後、旭川に架かる沈下橋(潜水橋)を渡って大久保集落に出る。天満宮に安全祈願してから県道81号線を北上し、河瀬集落南端の「南無妙法蓮華経」の題目石から東に向かう。天神宮集会所の横を通って山道に取り付き、落ち葉で滑りやすい急坂を登っていく。凡そ15分で鉄塔34、更に15分程登ると鉄塔35、続いて鉄塔36、そして右手に山頂の電波塔が見えてくると鉄塔37、これを過ぎると鉄塔巡視路と分かれて、昨年3月清掃したおなじみの登山路を登っていく。 凡そ10分で山頂、カイズカイブキニに囲われた三角点にタッチして、再会を喜ぶ。(登り:約110分)
 <登り>
 
JR牧山駅付近から見た山容
   
旭川に架かる沈下橋(潜水橋)を渡る
 
天満宮に安全祈願して北進する
   
河瀬集落南端の題目石から東に入る
 
天神宮集会所の横を通って山道に取り付く
   
落ち葉で滑る坂道を登っていく
 
鉄塔36から西北の展望
   
電波塔が見え出すと山頂は近い
<下り>
 自動車道を下っていき、途中から南に延びる林道に取り付く。林道終点からは東の尾根道を進み、山頂から凡そ40分で高蔵神社、狛犬さんにも挨拶して舗装された参道を下っていく。手水所を過ぎ、8合目の標石(2006.3.22設置)を過ぎると、やがて牟佐奥池、更に下って行くと石の鳥居、その先では狛犬さんが頑張っている。高蔵神社から凡そ50分で牟佐集落、西に回ると大塚古墳、県内三大巨石墳との説明に大いに興味をそそられ、ジックリと見学。玄室内には、遠く井原市から運ばれたという石棺が安置されており、可なりの有力者が埋葬されていたらしい。県道を渡って高蔵神社(里宮)にお礼参りして本日の予定は終了。(下り:約100分)
 牟佐上から路線バスで南に向い、大原橋西詰バス停で降車して玉柏駅に向い、列車に乗り換えて牧山駅で降りて駐車場に戻る。体調不良のため暫く山行を中止しており、今回は約半年振りの山行となった。
 
 
林道終点を東に向かう
   
高蔵神社(奥宮)随身門
 
自然水を利用した手水所
   
参道脇にある牟佐奥池 

石の鳥居、その南に狛犬1対
   
高蔵神社参道(左)と大戸の滝(右)との分岐点
 
県下三大巨石墳の一つである牟佐大塚古墳
   
家形石棺(井原市浪形山から運ばれた石材)


  <H28.05.14>
 今日は岡山県山岳連盟主催の清掃登山の日、「みつがしわ山の会」からも8名の会員が参加した。9:30に山頂に集合し、会長挨拶の後、一斉に作業開始。登山道にはササが身の丈ほどに伸びており、これを草刈機で刈り払いうとともに、頭や顔に当たる小枝を鋸や鎌で切り落とすこと約1時間、皆さんの懸命な作業で鉄塔37までの登山道はすっかり綺麗になった。そして山頂に戻り、広場や桜の下の草刈りをして10:45作業完了。お互いに「お疲れさん!」「また、山で会いましょう!」と挨拶を交わして山を降りた。

 登山(下山)道の取りつき口
 
 草刈り作業後の登山道

山頂広場での草刈り作業
 
カイズカイブキに囲まれた三角点は異常なし!
 山頂にある解説板  *クリックで大
 
三角点を囲むカイズカイブキ 

 <H28.06.08>
 山トモのリクエストの応えて同行する。河瀬集落南端に車をデポして牟佐に戻り、【高蔵神社】(奥宮)への参道に取りつく。本来ならば歩いて登るのだが、梅雨で午後から降水確率が高くなるとの予報もあり、車で北進する。随神門前に車を停め、奥宮に参拝した後、神殿西北の鉄塔巡視路に取りつく。先ずは鉄塔40に挨拶し、西進して植林の中を登って行くと林道分岐点、直登は諦めて右に進むと5分ほどで車道に出合う。ここからは山名の由来等を話しながら登って行き、凡そ20分で山頂に到着。(神社から約45分)
 山頂からの展望は、天気が良ければ「大山」も見える筈だが、本日はガスっているため、お馴染みの【怒塚山】【金甲山】の山容もイマイチ。

 小休止した後、山頂北端から北東に下り、鉄塔37でルートの確認。平年であれば鉄塔巡視路は草苅作業がしてある筈だが今年は未だのようで前途が心配。案の定、鉄塔36付近からルートが分からなくなり、右往左往する(約30分ロス)。ヤットのことで巡視路に戻り、鉄塔35〜34を経由して天神宮集会所に辿りつく。神殿にお礼参りし、県道81脇の題目石に無事下山できたことを報告して牟佐に向かう。(山頂から実70分)