三角点名  真 神 (マガミ) 山名  愛宕山
所在地  美作市(英田)真神字大畑
コード  TR35234310201 標高  359.36m
 埋標日   明治25年6月14日
地上部  15cm 方位  東向き
概  況  真木山】を下山し、河合川沿いの県道414号線を遡って中磯地区の広場に車を留める。地元の人に近況を尋ねたところ、昔は山頂で雨乞いの神事をしていたが、最近ではTVアンテナのメンテナンスに登るくらいとの事。ルートにやや不安を感じたが取り合えず「点の記」の記載されたルートを登り始める。しかし、配水タンクを過ぎると、途端に道らしきものは見つからず。やむなく、南峰(282m)を目指して、雑木林の中をよじ登り、四苦八苦して南峰に辿りつく。休む間もなく北に向かってやや下ると、意外にも下から登り道と合流。これよりはTVアンテナのケーブルに沿って、目標の関電の赤い鉄塔を目指す。
 登り始めてから凡そ45分で赤い鉄塔、更に2分ほどで愛宕山頂上。山頂にはTVの共同アンテナが立っており、その根元に三角点の標石。更に、直径15m程の円形の山頂の東端には小さな祠が祀られている。周辺の雑草を刈り取り、手洗鉢の年号を見ると「明治17年」とあり、古老の言われた「雨乞い神事」が偲ばれる。
 回りは木立が高く展望は利かず。赤い鉄塔まで下り、東に50mほど進むと、左手に立木を切った所が見え隠れし、分け入ってみるとナント展望所を整備中。ここからなら、東の【八塔寺】や西南の【妙見山】も一望できる。きっと初日の出も拝めることだろう。
 下りは、TVアンテナの管理道と思われる道を辿る。3合目付近までは、落ち葉の感触を楽しみながらルンルン気分で降りるも、あと少しと言うところで突然、道が無くなり、雑草と笹の大ヤブとなる。何処かで脇に入る道を見落としたらしい。
 登る時に確認していた白い配水タンクを目指して大ヤブコギ。ヤットのことでタンクまで辿りつき、西に延びる山道を進んで荒神社に無事に下山出来たことを報告し、駐車場所に戻る。(H20.12.13)


  
  TV共同アンテナ   山頂に祀られている祠

手洗鉢の奉納は明治17年

整備中の展望所
 
整備中の展望所から東南の展望
   
整備中の展望所から西南の展望
 
目標となる関西電力の鉄塔71
   
関西電力鉄塔71から大芦高原の展望