三角点名 | 倉見(クラミ) | 山名 | マッコウ(三原山) | ||
所在地 | 津山市加茂町倉見字根知ヶ谷 | ||||
コード | TR25234706501 | 標高 | 1,115.24m | ||
埋標日 | 明治24年10月14日 | ||||
方 位 | 正常 | 地上 | 13cm | ||
概 況 | 山仲間と6人で訪れる。「点の記」では津山市加茂町からのルートが紹介されているが、今回は鳥取県側からのルート。国道482沿いの余戸地区から県道117(実態は幅員の狭い集落道)に入る。地元の人に挨拶して、急カーブや急坂を慎重運転で南に進み、車道終点で車を停める。 装備を整えて登山開始。落ち葉を踏みしめながら登って行くと、約45分で第2ピーク(760m)の手前の指導標識に出合い、小休止して紅葉を楽しむ。水分補給して巻き道を登って行くと20分ほどで三原台に出る。作業小屋の前から目的の「マッコウ」の山容を確かめた後、東に回り込み、赤いテープに導かれて植林の中を南進する。いくつかの沢を渡り、出発して約2時間で大トチの木に到着。更に沢を渡り、山道を登って行くとトラロープの張られた沢筋の急坂、足元を確かめながら登りきるとやがて「八本越」の峠。ここからは山頂に向けての直登となり、身の丈を超すネマガリダケの中を15分ほど頑張るとツゲ・コメツツジの群生地となり、やがて山頂に到着。(往路:約170分) 山頂からは、東に【那岐連峰・日名倉山】、南西に【三十人ヶ仙】、西に雪を被った【ギラガ仙・三国山】等が見える。 風を除けて昼食を摂った後、往路を引き返す。途中、三原台から北に見える紅葉を楽しむとともに、第1ピークの三角点【大平原】(733.26m)を踏査して満足感に浸りながら駐車場所に戻る。(復路:約120分) 国道482を辰巳峠に向かう途中、その名もイミシンな「弥留気(やる気)地蔵」に参拝し、ルンルン気分で帰途につく。(H25.11.21) |
ネマガリダケの密生した山頂 |
山頂から西【ギラガ仙・三国山】の展望 |
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県境の八本越(峠) |
トラロープのある沢筋の急坂 |
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目印のナラの大木 *クリックすると大 | ||
植林の中を回り込んで登って行く |
山道の脇にある大岩(キノコ岩?) |
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第2ピークの手前(巻き道)にある指導標識 |
三原台から見たマッコウ(中央) |
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溝のような山道を登って行く |
紅葉に思わず歓声を挙げる |
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舗装道終点・登山口 |
<山名の由来等> 日本山岳会編集「日本山岳誌」 要約 鳥取県鳥取市と岡山県津山市を分ける県境は、標高1,000mを超す山並みで構成されているが、 国土地理院の地形図には、一番高い1,115.2mの三角点をもつピークにも山名の記載がない。 北側は、広大なカヤトの台地で、かつては麓の佐治町余戸地区が入会地として管理し、草屋根 の材料の茅を刈っていた。佐治町側ではここを「三原台」又は「三原台地」、一番高いピークを「皿 ヶ真っか」、台地を含めた山域全体を「三原山」と呼び分け、津山市加茂町側では全体を「まっか」 又は「まっこう」と呼んで「真桑」の文字を当てている。 山は3つのピークから成り立ち、最も東のピークに三角点がある。「三原」の由来は、この「3つの ピークの下にある原」からきたものか、「美原」が変化したものか定かではない。 |