三角点名  雛倉山 (ヒナクラサン) 山 名  日名倉山 【美作富士】
所在地  兵庫県佐用町・岡山県美作市(東粟倉)   
コード  TR15234537201 標 高  1,047.09m 
埋 標    明治21年 8月-日                (2014.03.13標高改算)
地上部  15cm 方 位  南南東向き  
概  況  <H18.07.03>
ベルピール自然公園の駐車場に車を停め、鐘楼の左手につけられた遊歩道を登る。ススキの原を横切って樹林帯に入り、遊歩道登山口から20分ほどで頂上。
 山頂には小さな祠があり、信仰の山であることを教えてくれる。
 一等三角点のある峰は三の丸といわれ、眺望が楽しめる。しかし、三角点標石は、山頂を整備した際改埋されたものか方位が異なるので要注意。
 健脚向きには、宮本武蔵の姉が入れられていたと言う麓の「山牢跡」から登られることをお勧めする。

 *山名の読み方  
 
次の2書では、読み方は「ヒナクラセン」と記されている。
 @ 岡山県大百科事典   (昭和54.12 山陽新聞社発行)
 A 岡山県百名山   (2000.11 中島篤巳著 葦書房発行)
  「修験の山 …」
  しかし、地元(旧東粟倉村:佐用町)では、現在は「ヒナクラサン」が一般化しており、これに従った。


 
日名倉山の中腹にある鐘楼 

三角点は三の丸の跡
  

  武蔵の姉・お吟が入れられていた山牢跡   

後山】中腹から見た美作富士:日名倉山
  <H28.05.22>
 【
総検行山】の探査を終えて林道を車で「ベルピール自然公園」へ向かい(徒歩にて登る予定であったが「真夏日」となったため、車に変更)、凡そ10分で公園駐車場に到着。(入園料・駐車料等は無料)
 鐘楼を見て、かつて同伴で訪れたことを懐かしく思い出す。鐘楼に昇って鐘を鳴らすのは後刻にして、先ずは遊歩道に取りつく。「クマ出没に注意」の警告板を見て、改めて鈴を点検して登山開始。急坂にはステップが付けられており、足元を確かめながら登って行く。山腹からの眺望は格別で、案内板を見ながら山坐同定するのも一興。山頂付近まで登ると遊歩道の右手(南)に案内板があるが(「天気が良ければ小豆島が見える」
とか)、植林が育って展望は全く利かない。そして1等三角点のある頂上に到着。(登り:約35分)
 
山頂でおや?」と思ったのは、祠の位置が以前とは変わって三角点の東にあったこと、そしてもう一つは「日名倉山」の新しい標柱(宍粟50名山)が建てられていたこと。いずれにしても山頂からの眺望は素晴らしく、絶景にワクワクしながら昼食を摂る。
 しばらく山頂付近を徘徊してから往路を降り、水源地を経て鐘楼のある高台に着く。お馴染みの彫刻を鑑賞した後、鐘楼台に昇り、記念の鐘を撞く。下で聴いていた山トモからVサインを貰ってルンルン気分で階段を降りベルピールホールに向かう。(下り:約35分)
 喫茶室で眺望を楽しんでから自然公園を後にし、「山牢跡」を見学した後、国道429に出て岡山に向かう。
 県道から林道に取り付く *
 ベルピール自然公園 *
ロマン溢れる鐘楼  *
遊歩道口にある「クマ注意」標識
遊歩道にはステップがある *
 山腹からの眺望は格別 *
案内板を見ながら山座同定 *
急坂は回り込む *
山頂付近にある案内板 *
三角点周辺(祠の位置が…) *
新しい標柱が立てられている *
三角点は元気 *
鐘楼脇の「親子像」 *
鐘楼の窓からの展望 *
武蔵ゆかりの山牢跡 *