<西行法師の歌碑・腰掛石>(所在地:瀬戸内市長船町長船)
 【西方寺慈眼院】に行く途中、市道の脇に石碑があるのを見つけ、参拝後訪れる。
 歌碑は、「伝 長船紀伊守屋敷跡」に長船吉兵衛氏の末孫に当たる入江啓太郎氏が平成21年(2009)10月に立てたもので、表には西行法師の歌が、裏にはその経過等が刻まれている。
 また、道路から北へ10m程入った小さな林の中には、「伝 西行法師腰掛石」の案内板が建っているが、何れが腰掛石か俄かには分からない。そこで周辺の小枝や雑草を整理すると平らな石が姿を見せ、覆っていた落ち葉を払うと腰掛石の全容が見え、慌ててカメラに収める。
 それにしても高さが20p程では腰を掛けるにはやや低いのではなかろうか。もしかして”腰を下ろした”という意味かも?
 そんなことより、ここで詠まれた西行法師の歌の意味をジックリ考えてみよう!
   「長船に かぢ(鍛冶)する音の聞ゆるは いかなる人の きた(鍛)ふなるらん」 

 (参考) 倉敷市曽原の【清田八幡神社】境内や玉野市渋川の【八幡宮】南にも西行法師の歌碑・腰掛石等があるのでご覧ください。
*以下の写真は、いずれもクリックで大
腰掛石のある林への西入口

腰掛石の看板(附近整理後)
腰掛石(200×88×20)
 
西方寺慈眼院の手前にある石碑
(奥の小さな林の中に腰掛石がある)
西行法師の歌碑(表)

歌碑(裏)