三角点名 山 名  城山 (亀山)
所在地  津山市(久米)坪井下  (旧河本城:亀山城跡)
コード  − 標 高  170 m
概 況  国道181号沿いの「坪井公民館」に車を留め、中国縦貫自動車道のガードを潜って【城山稲荷宮】の参道に取り付く。約10分で山頂に達し、本殿・摂社に参拝した後、室町時代に築城された山城跡の調査を開始。
 山頂の主郭跡は東西約80mあるが、木立が高く展望はイマイチ。西端にはWCが設けられており、そこから急斜面を降ると深い堀切がある。そして南に進むと、曲輪の西は畑になっており、ここからは南〜西に展望が開けている。
 山頂に引き返し、改めて稲荷宮に参拝してから参道を下って行くと、8合目付近から南の展望が開け、中国自動車道を行き交う自動車が見えて昔の出雲往来を彷彿とさせる。
 「久米郡誌」に、「山の姿が亀に似ていることから『亀山城』とも名づけられわれていた」と記されていることから、平地に戻り、山容が「亀の形」に見える場所を探すも、残念ながらそれらしき場所を見つけることはできなかった。 (2017.11.10)

 *河本城:亀山城址  出典:「久米郡誌」 大正12.8.1発行 久米郡教育会
 河本城は山の姿が亀の形に似ていたので亀山城とも名づけられていた。東西2町、南北1町、今は畑となっている。天文年中(1532〜1555)河本肥後守ここに居守し、浅山與市これを攻めて討死した。天正6年(1577)3月、宇喜多氏に攻められて陥落し、肥後守は神代(津山市神代)に走って自裁した。城址の側に稲荷の小祠がある。

       


出典:「美作国の山城」 津山教育委員会発行 *クリックで大
以下の写真は、いずれもクリックで大
中国自動車道の側道から見た山容
参道を登って行く
山頂にある神殿・摂社
山頂の主郭跡
西端に設けられたWC

急斜面の横堀
深い堀切
 曲輪
参道6合目付近から南の展望
坪井公民館にある標柱
坪井公民館にある解説板