三角点名  ー 山名  善応寺山
所在地  赤磐市(山陽)鴨前字善応寺城山
コード  TR ー      標高  261m
概 況  先日の探査で上地山】に向かう途中、東峰に電波塔が見え、気になっていた山。
 熊崎集落から山容を確かめた後、【高倉山】への市道を登って行く。赤磐山陽清掃センターを過ぎて次のヘヤピンカーブの先(大正池入口)の空き地に車を停める。丁度、イノシシ罠の点検に来られた地元に方に出合い、来意を告げて電波管理道に取り付く。凡そ700m登った地点に標石(「控1.5m」の刻字)があり、そこから右の斜面に取り付く。凡そ5分で山頂、境界石?の奥の木に私製の「善応寺山」の木札が掛かっており、記念撮影。(山頂まで約15分)
 県教委発行の「岡山県遺跡地図」には、「善応寺城跡:室町時代の城・標高250mの山頂部に平坦部、郭、犬走あり」と記されており、それらしき痕跡を探すと、山頂南約20mに地点に石組跡?がある。緩やかな傾斜は更に南に延びているが、本日の探査はここまでとして山頂に戻り、東に下って電波管理道に合流する。約300m東進すると3基の電波塔が見える。一番高いのはKDDIの電波塔、その傍を通って東端の電波塔の横から東の展望を楽しみ、城主になった気分を満喫する。(本峰から約10分)
 東峰からは山麓に向かって電柱巡視路がついているが可なり荒れており、往路を引き返し、次の【大錫丈山】に向かう。(復路:約20分) (H 27.01.24)


 <善応寺城跡> 「西山村史」(S29.11発行)
 左岡山ー周匝往来の中間要衝、この街道の関所ともいうべき地点、四辻の乢又いう古名赤坂の溺の北東三町ばかりの処に、巨岩の塁が重なった峻嶺、見るからに天険を偲わせる城山である。春ともなれば山麓一帯桃花咲き乱れて、和風に蝶蝶の飛び交う雅趣も添えるが、この頂上(西山村鴨前)に天険を利用して築城された城址がある。記録は一切ないのでわからないが、城主赤坂備中守に因み赤坂城址と伝えている。今その末裔は紀州の某地にあると里人はいうが、詳かでない。



熊崎集落から見た善応寺山・本峰(左奥)・東峰(右:電波塔が見える)

高倉山への市道を登って行く

電波塔管理道の入り口

シッカリした管理道

管理道脇から斜面に取り付く

善応寺山頂上 *クリックで大

山頂南約20mにある石組み? 

管理道を東に進む
 
管理道から北に【大錫丈山】が見える
 
東峰に建つKDDIの電波塔
   
東峰にある3基の電波塔
 
電波塔横から東の展望