三角点名  大 島 (オオシマ) 山名  御嶽山
所在地  笠岡市西大島字上ノ奥山
コード  TR25133546401 標高  320.13m
 埋 標   明治25年 9月24日
地上部  18cm 方位  正常
概  況 <1回目:H16.02.25>
<2回目:H18.12.16>

 県道倉敷・長浜・笠岡線の夏目地区から鳥ノ江峠に向かう。最初に【四尋山】の探査を終え、峠の駐車場に戻って【御瀧神社】への参道を進む。20分ほど登ると御瀧神社の鳥居。本殿前の狛犬に挨拶し、安全祈願をして山道を左に取り、しばらく登っていくと量剛寺跡。竜王神社に参拝した後、山頂広場から遍路道を北に130mほど行くと三角点。立派な石の標識が石の本場に近いことを教えてくれる。北には第8番札所。今回はここまでにして引き返し、瀬戸内の眺望を楽しみながら鳥ノ江峠に下りる。


<5回目:H27.01.28>
 みつがしわ山の会の1月例会で訪れる。【四尋山】から下山して鳥の江峠で小休止した後、【御瀧神社】への参道を登る。道脇では霊場巡りの石仏さんが迎えてくれ、札番と寺名を確かめながら登って行く。凡そ25分で【御瀧神社】、狛犬さんに再会して元気であったことを報告した後、10分ほど登ると御嶽山頂上、展望を楽しむのは後回しにして先ずは三角点に向かう。凡そ3分で三角点に到達し、標石にタッチして山頂広場に戻る。
 展望を楽しみながら昼食を摂った後、車道を下り、幻虹台で瀬戸内海に浮かぶ島々を見て山仲間が感嘆の声を挙げる。12月例会が天候不順で流れ、久し振りの例会となった今回の山行で話も弾み、車道を下って鳥の江峠で整理体操をして散会する。
 その後、南回りで【鳥の江富士】【寄島富士】の勇姿をカメラに収め、寄島魚協でカキを買って自宅に向かう。 



三角点は遍路道の脇

三角点の北にある第8番札所

9合目付近に鎮座する御瀧神社

山頂広場から笠岡諸島を望む
  <3回目:H25.06.04>
 三角点標石の方位等を再確認するため、約7年振りに訪れる。早朝に岡山を出発して7:30頃現地到着。山頂広場には福山ナンバーの車が駐車していた。体操をしていた若者に挨拶すると、笠岡市内に勤務しており、時々訪れるとか。暫く山談議した後、二人で三角点の計測調査。現地で三角点の種類や標石の埋め方などを解説、そのうち若者の携帯電話が鳴り、若者は山頂広場に引き返す。
 引き続いて周辺を観察すると、前回無かった案内標識(板)がアチコチに掛かっており、地元の熱意が伝わってくる。
 山頂広場に戻り、東に見える【寄島富士:青佐山】をカメラに収め、西の量剛寺跡に建つ竜王神社に参拝した後、車道を下っていき、「幻虹台」展望所から瀬戸内に浮かぶ島々の眺望を楽しむ。

三角点を示す標柱は何故か傾斜
   三角点標石の方位は正常

山頂広場から三角点への案内標識
 
途中にある第9番札所

量剛寺跡に建つ竜王神社
 
山頂から東に【寄島富士:青佐山】が見える
 <4回目 H26.01.19>  往路:登り
 正頭港西端の「海の見える家」の駐車場に車を止め、案内板を確認して北西の36札所・青龍寺を目指す。凡そ10分で青龍寺前に至り、50mほど西の畑で作業中の地元の人に挨拶して、北の作業道に取り付く。左手に美女の案山子を見てすぐに左折、細い畦道を西に回り込むとビワ畑、この奥が登山口。急坂を登って行き、石仏が現われだすと南西に展望が開ける。折角の機会なので三石岩展望地にピストンして再び観音尾根道を登って行くと5合目の標識、左折して「三石観世音菩薩安置」と刻まれた岩の前を西進し、凡そ10分で西の尾根筋に出る。標識に従い北に向かい、凡そ15分で幻虹台、ここからは車道を登る。山頂広場から、お馴染みの【青佐山】を見て北東に進み、三角点に到着。(往路:約70分)

 観音尾根道の石仏
 
幻虹台から南の展望

三石岩展望地への分岐
   三石岩から西の展望

指導標に従い左(西)へ
   ビワ畑の奥から左の斜面に取り付く

36札所・青龍寺の前を西へ
   農免道からの取り付き口(古タイヤ・土管あり)

県道から農免道への取り付き口
 
稲荷神社の横(西)を奥に進む
 
大島中・正頭集落の東から見た御嶽山
 <H26.01.19>  復路:下り
 山頂・三角点では、地元の青年が腰を下して休息しており、エールの交換。今回も三角点についてウンチクを傾けているうちに小雪が舞いだし、再会を約して別れを告げる。標識の「土生→」に従って落ち葉の残る急坂を下ると凡そ10分でやや緩やかな傾斜となる。溝のように掘れた山道を下っていくとやがて分岐、右(南)に付けられた青いテープに従って進むと沢筋に出る。囲いをした小さな小屋には注連縄が張られており、地域の取水源のようだ。送水パイプが時々顔を見せる細い山道を5分ほど下ると小さな池と鳥居が見える。どうやら石鎚神社のようだ。石造りの社殿に参拝した後、急な参道を下り、分岐を右にとるとやがて墓地が見え出す。作業中の地元の人に挨拶して土生西登山口に着く。
(ここまで約30分)
 土生西登山口からは、県道406・432を歩いて正頭港に戻る。(土生西登山口から約35分)
 駐車場所で本日のコースを
案内板で確認していたところ、地元の歴史研究会の方に声をかけられ、しばし歴史談議、その後【素戔嗚神社(天王宮)】にお礼参りして帰途につく。

急な坂道
 
土生への下山口

取水源
 
掘れた山道

石鎚神社の奥鳥居
   細い山道(送水パイプ埋設)
  県道406の土生西登山口  
土生東登山口への分岐
 
西大島・川尻集落から見た御嶽山
 
神島・古江集落から見た御嶽山