概 況 |
【弁天山】の踏査を終えて国道2号線を東進し、浅川地区から北に向かう。田植えの準備をされていた地元の方に来意を伝え、空地に車を停めさせて貰う。用水路の脇に建てられた「浦間茶臼山」の標柱に従って坂道を登り、墓地脇の荒れた竹藪の中を一頑張りするとフラットな山頂に到着。しかし、葛が一面に茂っており、地元の方から教えて貰った古墳跡が何処なのか俄かには分からない。よくよく見ると中央部が窪んでおり、そのセンターに枯木があり、どうやらここが死者を葬った竪穴のあったところのようだが、草が茂っていて石棺跡等を確認するのは困難。
山頂からの展望をカメラに収めた後、北の「前方部」に降って行くと二段構えの桜の園になっており、花見時期には賑わいそうだ。北端には遊園地があり、その北西端に建っている「浦間茶臼山古墳」の解説板を読んで昔を想像する。それにしても3世紀末ごろの古墳、以前から盗掘等もあったようだが、国指定の史跡でもあり、ナントか後世に残しておきたいものだ。そんな思いを抱きながら次の【三笠山】に向かう。(2019.06.20)
*「浦間茶臼山古墳」の埋蔵品等については、岡山市埋蔵文化財センター講座【浦間茶臼山古墳と古墳の出現】を参照されたし。 |