三角点名  ー 山名  山王山 
所在地  岡山市東区宍甘
コード  TR − 標高  84m
概  況  山王山南峰】の探査を終えて三差路に戻り、奥に進むと凡そ130mで下方から登ってきた道と合流する。ブドウの剪定をされている地元の方に来意を伝え更に登って行くと道脇に鈴なりのハッサクが…。話題の種にするためカメラに収めて更に登って行くと再び三差路、ここは左に進み作業小屋の下を通って奥に進むとブドウ園に出る。しかし数年前に栽培を止められたらしく、ここから先は道に雑草が被さり前進できず。諦めて周辺を探査すると散水栓・仕切弁の蓋が見つかり記念に撮影する。
 地図を確かめて約100m引き返し、作業小屋の南の三差路を
北に約100m進むと道は荒れ、破れたブルーシートが人通りの無いことを示している。そこで左手の廃ブドウ園に取り付き、柵の下を潜りながら高度を上げていくと山頂近くで凹部に出合う。数個の石・コンクリ片が散乱しているが何があった跡か不明。奥に進んでブドウ畑を抜けると頂上らしきところに出るが、今度は2mを超すブッシュで中心地には進めず、諦めて手を伸ばして遠景をカメラに収める。
 
山頂からはブドウ園の外側を回って林の中を降り、落ち葉を踏みしめながらコンクリ道に出る。
 山頂標識には出合えなかったが、苦労して山頂まで辿ったことで満足感に浸りながら、コンクリ道を降る。途中、軽四輪でブドウ園に向かう地元の方に出合い、「山王山」の事を話すと、「それは日吉神社のある山じゃ!」と教えてくださる。「然もありなん」と思いながら集落まで降り、【往来神社】にお礼参りに向かう。(2020.12.12)


コンクリ道を登って行く

三差路を右に進む
ハッサクが鈴なり *クリックで大

作業小屋の下を西に進む
 
突き当りにある廃ブドウ園
 

給水栓の仕切弁 *クリックで大
 
分岐を北(奥)に進む
   
ブルーシート脇の道は通れず

廃ブドウ園に取り付く

山頂近くにある凹部
  
山頂(ブッシュで標識等は発見できず)

南から見た山王山の全容(中央の奥)

*クリックで大
  <山王山>      出典:「上道郡誌」  上道郡教育会編 昭和48.5.13 名著出版発行
 古都山の西部に弧在せる一丘陵にして、頂は数個の峯に分かれ、北を日受山、南を山王山と云う。最高所と雖も100米に足らず。地質は秩父古生層にして、麓は多く果樹園となり、或いは穀菜の栽培地となる。明治天皇御野立所も此の山上にあり。