三角点名  ー 山 名  丸山 (丸山城・栗山城跡)
所在地  倉敷市連島町連島            
コード  − 標 高  80m
概 況  お天気にも恵まれて「連島町史」(昭和31.3発行)で紹介されている【丸山城跡】の踏査。北山麓の民家の脇から林道?に取り付き、急な坂道を登って行く。途中、お彼岸で墓参りに来られていた地元に方に「丸山城跡」についてお尋ねすると「かつて古城があったとのことで遺構等を探したが明確なものは見つからなかった」とのこと。それでも…と期待を込めて登って行き、霊園入口の空地に車を停める。
 道路右肩には道祖神が祀られており、「連島町史」の位置図とも整合、北東に延びる坂道を登って白髭正一位稲荷大明神に挨拶する。全面舗装された山頂を撮影している時、霊園管理事務所から代表者の方が出てこられたので来意を告げると、「地元の方から『お城があった』とのことで開発には慎重を期したが、瓦の一枚も見つからなかった」とのこと。そして「まさか一夜城だったのかも?」と冗談を言っておられた。立入許可を得て周辺を探査するも何も発見されず、ザンネーン!
 山頂からの眺望は木立が高くイマイチ、ならばと一段降りて霊園から北東〜東の眺望をカメラに収める。その昔は島であっただけに、ここにお城があったことも十分頷ける。
 霊園を一周してから坂道を下り、山麓を東に進んで愛宕神社参道口に至る。地元の方にお尋ねすると、「奥宮への参道は急坂で石段等も壊れており、一人では心配」とのことなので、奥宮への参拝は断念。里宮に参拝した後、やや東に回って丸山の山容をカメラの収めてから帰途に就く。気になっていた山城跡を訪ねて貴重な情報も得ることができたので今夜はビールで乾杯しちゃうぞ!。(30.03.11)

 *「連島町史」(昭和31.3発行)には、「丸山城:栗山城」について種々の考察が記されているので、是非一度拝読されることをお勧めしたい。
*以下の写真は、いずれもクリックで大
取り付き口
坂道を登る
中腹から見た丸山城跡(前方の突端)

山頂霊園入口
道祖神
山頂への取り付き口
山頂入口に祀られている正一位稲荷
山頂 
山頂の北側法面
山頂の東側法面(奥に大平山東峰)
山頂から西の展望【大平山東峰
山頂から東の展望

霊園から北東の展望
霊園から東の展望

愛宕神社参道口
愛宕神社参道口付近から見た山容
(旧集落名:牛の首集落)
出典:「連島町史」
出典:「連島町史」