三角点名  ー 山 名  半田山西峰(半田山城址)
所在地  岡山市北区津島       
コード  TR − 標 高   139m  
概 要    半田山西峰が「半田山城址」であることを知って訪ねてみる。津島小学校東門前の空地に車を停め、舗装された急な坂道を登って行くとやがて4差路に出る。目的の西峰は岡大農学部演習林の中にあり、事前に同窓会OBを通じて連絡してあるのでゲートの脇を奥に進む。100mほど登ると3差路、ここは左(北)に回り込みみ、山腹につけられた作業道を東に進む。凡そ300m進んで右(南)の斜面に取り付く。木に掴まりながら頑張って登るとやや開けた平地に出る。どうやら山頂のようだ。(登り:約25分)
 山頂には破れたネットが散乱しており、動植物等の観測の名残か?山頂の南〜西〜北側は急斜面となっており、もしや?と城の遺構等を探すも簡単には見つけられずザンネーン。

半田山西峰〜本峰 ルート図
 
*クリックで大
 

出典:半田山城測量後記 *クリックで大

 
津島小学校の東を北に登る
   
関係者以外立ち入り禁止のゲート
 
三差路は左(北)に回り込む
 
右(南)の斜面に取り付く
 
山頂に到着(破れたネットあり)
   
フラットな山頂

遺構らしきものは見当たらず
   
南〜西〜北側は急斜面

  <復路>
 城の遺構等を見つけられずやや残念な思いをしながら尾根筋の作業道を東に向かうと赤いテープが見つかり同志が訪ねていたことに気をよくする。落ち葉で敷き詰められた作業道は歩き易いが展望は全く利かない。そして所々に倒木もあるがこれは先の台風等の被害か?しばらく進むとオートバイが見える。「エッ!」と驚いて近づいてみると故障したので放置したようだ。「なぜこんなところまで?」と驚くやら腹がたつやら…そんな思いをしながら凡そ15分で【中央峰(最高点)】に着く。久し振りの再会を祝してケルンを積む。
 再び作業道に戻り、凡そ100m東進すると北の作業道に出る。ここからは前回(H26.11.30)と同じコースなので、今回は西に引き返す。途中、次回のため尾根筋の作業道への取り付き口を探すと往路に取り付いた場所より約50m東の方がよさそうだ。心配されていた雨にも会わず、ルンルン気分で駐車場所に戻る。(2019.03.31)
 
尾根筋を東に進む
   
展望は全く利かない
 
所々に倒木もあるが…
   
放置されたオートバイ

半田山中央峰(最高点)
 *クリックで大

作業道を西に向かう
   
取り付き口A

   半田山城の概説   出典:「日本城郭大系 (要約)
 城主は、林玄蕃とする伝承があるが詳細は全く不明。縄張りは、頂上に本丸を構え、東側に稜線に沿って下る2段の郭を設け、西側にも稜線に沿って下る4段の郭を配置しただけの、本丸の両側が階段状を呈した構成である。大手筋は南山麓側への道が想定されるが、はっきりせず、水の手も水利施設を確認できず不明である。