三角点名 | 大路谷 (オオロダニ) | 山名 | 黒岩高原 | ||
所在地 | 津山市(阿波)阿波字ヌタノ尾 | ||||
コード | TR45234713001 | 標高 | 969.62m | ||
埋標日 | 平成11年 9月 1日 | 方位 | 正常 | 地上部 | 7cm |
概 況 | <H22.08.08 > 【④黒岩高原】を探査後、山裾の林道を北西に進む。 三角点付近からは南~西に展望が開けており、特に西には大高下集落から見えていた反射板が大きく見える。しかし、北は植林が育っていて展望は利かない。 広い敷地周囲には有刺鉄線の張られたフエンスが残っており、折角訪れた人たちが展望を楽しめないのがザンネーン。(勝手な願望か?) 待望の恋人に逢え、高原の涼風を頬に受けながらルンルン気分で往路を引き返し、黒岩ゲートを過ぎてから正面に見える【黒岩山(③阿波)】に魅かれてチャレンジする。 <黒岩高原 (要旨) > (出典:「阿波村誌」 平成5年9月30日 阿波村発行) 標高900~980m、面積約2㎢、かつては牛馬の放牧場として利用されていたこともあり大半は萱原であったが、大正年間に入り一部にスギやヒノキが植林され、戦後(昭和21~25年)、開拓団により一部を農地にしたが作物の栽培に成功せず中断した。昭和41年、最高地に日本電電公社により無人の無線中継所が建設された。今では鳥取県側の植林が成長して視界を遮っているが、それまでは高原の先端に立てば日本海や鳥取砂丘、鳥取市街などが眺望され、今でも氷ノ山やその連山を遠望することができる。高原全域が氷ノ山後山那岐山国定公園の区域であり、中央部の草原約60haは一種特別地域に指定されている。 |
大高下集落から見た山容(右奥) |
路傍のオミナエシが迎えてくれる |
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以前は野菜等が栽培されていた高原 |
壊れかけた作業小屋 |
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旧NTT無線中継所の正面ゲート |
フエンスの西に見える反射板 *クリックで大 | |
フエンスの外を北西に回りこむ |
三角点はフエンス北西の造成地の法肩 |
<H27.11.20> 山トモと久し振りに訪ねる。水量豊かな布滝に挨拶した後、林道に出て黒岩ゲートを潜って奥に進む。林道には真新しいイノシシの足跡が多数あり、そのうち食事中のウリ坊に出合う。「驚かしてゴメンネ!」と詫び、晩秋の高原をユックリ北進する。やがて林道脇の電柱が「アバ分173」になると旧NTT無線中継所前、開かれたゲートから奥に進む。倒れたフエンスを「まさか登山者が押し倒したのではないだろう!」と念じながら超えて、カヤの茂みの中から三角点を見つけ出す。(黒岩ゲートから約55分) 標石の周りを整理し、目印の赤いテープを付け直して記念撮影。 小休止した後、北の植林に取り付き、西に回り込むと樹間から微かに海岸線が見える。「赤磐郡誌」(昭和2年刊)にある【黒岩山】は、標高はやや異なるものの、もしかしてこちらかも?との思いを残しながら往路を引き返し、小屋跡から【④郷路】に向かう。 |