三角点名  鶴首山 (カクシュザン) 山名  鶴首山
所在地  高梁市成羽町下原字ヌク
コード  TR45233142201 標高  392.29m (城址:331m)
 埋標日   昭和48年7月5日
地上部  10cm 方位  正常
概  況  名に魅せられて訪れる。成羽小学校の脇を通り、よく整備された登山道を鶴首城址に向かう。凡そ30分で本丸跡。二ノ段から北には視界が開けているもののその外はダメ。解説版で鶴首城の往時を偲んだ後、三角点を探すため北に向かう。
 一旦は急な坂道を鞍部まで下がり、改めて尾根を目指して登り返す。約15分で峠に辿りつき、溜池の横を通って尾根に取り付く。10分ほどで山頂らしきところに着き、三角点を探すも見つからず。改めて地形図を確かめ、もう一度溜池から左(東南)に回り込んで尾根筋に登るも三角点は見つからず。たまたま通りかかった地元の人に尋ねてみるが「そんなものは見たことない」とのこと。今回は諦めて西回りで荒れた林道を降りる。途中、鶴首城址に連なる稜線を見るにつけ、次回はきっと見つけるぞ!と自分に言い聞かせる。(H19.11.10)



東の稜線にある大岩

荒れた林道から見る鶴首城址に連なる峰

本丸跡

二ノ段から市街地を望む

よく整備された鶴首城址への登山道

鶴首城址の解説版


 <H27.03.22>
 6年前のリベンジ、「点の記」では東の林道から取り付くことになっているが、「道なし」とのことなので、西の林道から取り付くことにする。国道313の「JA神楽の里」の下手から南に延びる集落道に取り付き、星原地区の最上部の民家(現在は空家)の奥の渓流脇に車を停める。装備を整え、架橋工事が終わったばかりの橋を渡って渓流沿いに登って行く。凡そ500m進んで左(東)の林道に取り付く。前回下った林道だが、谷筋には落石が転がっており、またコンクリ舗装された急カーブの真ん中には大岩が居座っていた。3ヵ所目のコンクリ舗装道を過ぎると坂は緩やかとなり、やがて林道終点(地図上では点線が続いているが相当荒れたいる)。そこからは気を引き締めてヤブコギ開始、トゲに刺され、顔をしばかれながら頑張って植林の尾根に辿り着く。緩やかな傾斜を北に進むと溜池から登って来た小道と出会い、東の斜面を登りきると三角点が待っていてくれる。(往路:約80分)
 三角点標示杭・標石とも異常はなく、特に標石の周りには苔が生えていて貫録さえ感じられ、敬意を表して記念写真を撮る。周辺は木立が高くて展望は全く利かずザンネーン。溜池まで一旦降り、池の端を登り返して林道に戻り、恋人に会えた喜びを噛みしめながら往路を引き返す。(復路:約50分)
 駐車場所まで戻ると犬を連れて散歩中の人と出会い、あいさつしたところ、「現在は倉敷に住んでおり、お彼岸で墓参に帰って来た」とのこと、そういえば墓地には綺麗な花が供えられていた。急坂を慎重運転で国道313まで下り、次の【四手倉山】に向かう。(H 27.03.22)
 * 「四手倉山」からの帰途、成羽運動公園展望台(映画「バッテリー」のロケ地)から山容を撮影するも春霞(黄砂?)の所為でイマイチ。

架橋工事を終えたばかりの集落道 
   
渓流に沿って登って行く
 
荒れた林道に取り付く
   
谷筋には落石がゴロゴロ
 
コンクリ道に居座る大岩
   
林道終点付近にはカヤ等が密生
 
林道終点からヤブコギ
   
尾根筋を北に向かう
 
溜池からの小道と出会う
   
三角点は桧植林の頂上
  
方位等は正常

対岸の成羽運動公園展望台から見た山容(左:鶴首城址、右奥:三角点峰)