三角点名  大和山 (オオワサン) 山名  大和山
所在地  吉備中央町(賀陽)納地字大和山
コード  TR25233158501 標高  608.30m
埋 標    明治26年11月30日                 (2014.03.13標高改算)
地上部  12cm 方位  正常
概  況  国道484号線から大和山林道に入り、松林の中を車で終点まで上がる。休憩舎脇に駐車して、まずは郷土の偉人岡崎嘉平太先生に敬意を表する。周辺には、岡山河川工事事務所の大和山レーダー雨量観測所やNTTドコモ大和基地局の電波塔があり、当山が県中央部で重要な位置を占めていることがわかる。
 東に5分ほど登ると「竜王の水」。傍らに祠があり、小さな龍の置物もある。三角点はその奥にあり、周りをきれいにしてカメラに収める。
 南は、H15.9に「岡崎嘉平太国際奨学財団」により記念植樹が行われていて視界が開けているが、北側はヒノキの植林で展望は利かない。
 岡崎先生の偉業に思いをいたし、再度、記念碑に挨拶して山を下る。(H15.10.07) 



山頂にある三角点

山頂付近から南東の展望

三角点の手前にある「竜神」の祠

竜王の水の謂れを記したプレート

道の駅「かよう」から見た大和山

岡崎嘉平太先生直筆の石碑

  <H 25.05.17>
 凡そ10年振りの再訪。林道終点に車を停め、先ずは岡崎嘉平太先生揮毫の石碑の前で敬意を表する。NTTドコモ電波塔の横を通って山頂に向かい、竜神の祠に参拝して奥の三角点にタッチ。標石は頭部を負傷しているものの元気で再会できたことを喜び、周りを整理してカメラに収める。 
 山頂付近には記念植樹の木々が育ち、展望は利かない。これも当然のことか
納得して引き返す途中、8畳岩・巫女岩に立ち寄り、その昔を偲び、休憩舎で小休止した後、「望郷」の石碑に挨拶して次の【A本陣山】に向かう。(H 25.05.17)

竜神の祠 
   
変わりがなかった三角点
 
8畳岩・巫女岩への道(約5分)
   
ヒノキ林の中にある8畳岩・巫女岩
 
林道終点にある休憩舎(右)
   
休憩舎から東の展望

*地図及び以下の写真はいずれもクリックで大
 <2020.06.01>
 
吉備高原都市にある【岡崎嘉平太記念館】で開催されている「嘉平太が愛したふるさと岡山写真展」を鑑賞した後、折角の機会なので「大和山」への登頂を思い立つ。ふるさと農道、国道484を経由して林道に取り付き、300m程進むと道脇に電柱(リュウオウ分)が建っており、ここからは案内役を務めてくれる。林道は「ことわざの道」とも称されており、道脇には随所に諺が書かれた板・杭がある。それらを読み解きながら高度を上げていくとやがて標識:「頂上まで1.3q」があり、気を引き締めて進む。間もなく「三笠園」への分岐、続いて左に休憩舎が見えてくるがその手前に「竜王の水」の案内板があり、車を停めて手を洗う。冷水に触れて気分を一新して登って行くとやがて林道終点の広場に到着。先ずは岡崎嘉平太先生揮毫の記念碑に敬意を表して一礼し、裏に回って国土建設省のレーダー雨量観測所をカメラに収めた後、休憩舎:休堂で昼食を摂る。
 サアー次は三角点だ!とKDDI賀陽南基地局及びNTTドコモ大和山基地局の横を通って奥に進むと竜神様が見えてくる。「霊水の記」のプレートがある岩の裏側には「大蛇すむ ゆゑ わくといふ 山領の清水 吐雲 堀口正志」と刻まれており、なるほど!と感心しながら竜神様に手を合わす。そして奥に回り込むと三角点標識が迎えてくれる。標石は一部損傷しているが2等三角点という大事な役目を担っており、頂部にタッチして労をねぎらう。
 周辺は木立が高くて展望は全く利かないが、これも自然の成り行きと納得しながら往路を引き返し、休堂で装備を調整した後、林道を下って家路に向かう。「今日は本当に充実した一日だったなー!」と満足感に浸りながら…
 
 国道484からの取り付き口
 
ふるさと農道からの取り付き口
山頂に通じる林道ことわざの道
道標(古和田城址への分岐)
三笠園への分岐
休憩舎の手前にある「竜王の水
林道終点にある休憩舎(休堂)
岡崎嘉平太先生揮毫による記念碑
休堂から東の展望

国土建設省のレーダー雨量観測所
作業道を東に進む
KDDIの電波塔
竜王の水の謂れを記したプレート
プレートのある岩石の裏側
竜神様
竜神様の奥にある三角点
一部損傷しても頑張っている三角点標柱
周辺は木立がくて展望は利かず!