三角点名 | 猪ノ辻 (イノツジ) | 山名 | 猪辻山 | ||
所在地 | 広島県神石高原町小野・高梁市備中町西山 | ||||
コード | TR25233221601 | 標高 | 730.81m | ||
埋標日 | 明治26年11月21日 | 方位 | 正常 | 地上部 | 16cm |
概 況 | 三角点の所在地は広島県神石高原町であるが、高梁市(旧備中町)立西山小学校の校歌にも謳われている山であり、山名に魅せられて訪ねる。備中湖を見ながら北西に進み、県道313号線で西山地区に至る。コミュニテイハウス前の案内板で場所を確認して林道西山西線に入る。猪辻開拓集落を通り、峠の養鶏場の西から目尾集落へ通じる町道を南に向かう。約1.3q進むと、大きな松の木の下に赤い矢印の標識があり、電波塔への進入口と分かる。道路脇の空地に車を停め、松の木の横の石仏に安全祈願した後、電波塔管理道を北進する。植林の中を約1km進むと電波塔に到着、フエンスの脇を東に回り込むと三角点が待っていてくれる。 (往路:約15分) ブトに纏いつかれながら周りを整理して記念撮影。西は電波塔、東はヒノキの植林で展望は全く利かない。一段下のNTTドコモの電波塔にも挨拶して往路を引き返し、進入口の石仏に御礼参りする。残念ながら山名のルーツとなった湧き水(井戸?)は発見できず。(復路:約10分) 改めて石仏の刻字を見ると「畜道安全」(大正6年)とあり、以前は牛馬道であったことを知る。その昔に思いを馳せながら町道・林道を通って313号線に出て、「ふれあい交流館」横の展望広場から備中湖を眺めて小休止した後、次の【日野山】に向かう。(H25.05.26) <豆知識> @山名のルーツ 猪=山中に湧き水(い)があることを示す。そのうえ、この山に登るには2つの山道があり、それが山頂近くで交差(辻)していることによる。(出典:日本山岳ルーツ大辞典) A西山小学校校歌 朝夕仰ぐ猪辻の 燃ゆる希望に眉挙げて 春秋親しき雲海の… |
三角点は電波塔フエンスの東3m |
電波塔以外に展望は利かない |
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電波塔管理道 |
中電猪ノ辻無線中継所 |
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町道から電波塔への取り付き口 |
「畜道安全」を祈る石仏(右に傾斜) |
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県道313号線から林道西山西線へ |
林道から南の町道に入る |
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猪辻開拓集落から見た猪辻山の山容(中央奥) |