神社名 | 稲荷神社 (岡山県神社庁加盟) | |
鎮座地 | 高梁市落合町近似 | |
備 考 | 高梁川右岸(稲荷山東山麓)の高台に鎮座し、歴代松山城主が鎮守として崇敬してきた神社。長い石段を登ると、構え型の狛犬さんが迎えてくれる。多少風化はしているものの、シッカリしており、思わず頭を下げる。作者は丸亀石工の阿波屋甚七とか、そういえば巨瀬町の【祇園宮】にも丸亀石工作の狛犬さんがいましたよ。 本殿の外廊には稲荷神社らしくキツネさんが2対、しっかり見張っている。 |
神社案内 この稲荷神社は、歴代松山城主(三村・水谷・安藤・石川・板倉)の守護神社として敬われ、城主は祭祀料を与え、造営や修繕を加えて崇敬してきました。今では、五穀豊穣の神様として、「おいなりさん」と親しまれ、特に毎年12月第1日曜日に行われる霜月大祭には、市内の人々はもとより、全国から数万人の参拝者で賑い、植木市をはじめ多くの露店やいろいろな催しがあります。(環境庁・岡山県の「案内板」より) 落合町近似下組にある当社は、寛弘元年(1004)、花山上皇御巡幸に際し、山城国紀伊郡三峰の稲荷神を勧進し、社号を「正一位稲荷大明神」とされたのに始まったといわれる。御神徳高く、その後、松山城主三村家親以来、歴代城主が鎮守として尊崇、保護を加え、横町・新町・南町挙げて氏子となり、近畿からの参拝者も多い。祭神は稚産霊神・倉稲魂神・保食神・豊玉彦神で、境内神社に大石神社(保食神)がある。(増補版「高梁市史」より) |