神社名 | 福神社 (岡山県神社庁加盟) | |
鎮座地 | 備前市閑谷 | |
大きさ | (ァ像) 80×52×108 cm (口部を破損) | |
年 代 | 不詳 | |
作 者 | 不詳 | |
備 考 | 国道2号線から県道穂浪・吉永(停)線を北上し、閑谷公民館の西に鎮座する神社。鳥居を潜って奥に進むと自然石の台座の上に座った狛犬:宮獅子が迎えてくれるが、先ずは本殿に参拝。急な石段を登り、神殿の荘厳さに思わず直立不動!やはり創建の精神は現在も引き継がれており、氏子の方々の篤い信仰心に敬意を表する。 拝礼を終わって狛犬さんに再会。阿像は上顎が欠けており、大きく口を開いている。阿・吽像とも、たて髪、襟毛、脇毛などしっかり造られており、流石に本場!と感心するが、残念ながら作者の銘などは見当たらない。参道や神殿脇の石灯篭には「文化9年(1812)9月」の刻字があるが、狛犬さんは果たして何時頃誕生したのかな? |
<H28.02.03> 「備前焼狛犬盗難」と報道された神社の1つ。県道から集落道を境内に向かうも台座の上には狛犬:宮獅子の姿は見えず!どうして?と怒りにも似た思いで参道を登って本殿に拝礼する。 参拝を終わって近所の方に尋ねると、秋の大祭を終わり、12月になって「盗難」に気付かれたそうだ。丁度、神社の前を通って西奥で工事中であったこともあり、盗難に気付くのが遅れたとのこと。それにしても、神罰を恐れぬ不届き者がいるものだ。どうかご無事でご帰還下されたし! |
台座には主はいない! |
石段登り口の台座には… |
足型だけが残っている!! |
<28.04.30> 昨日の【松尾神社】に引き続き、本日は備前市の盗難被害神社のお見舞い。国道2から県道26を北上し、閑谷公民館裏に駐車する。表に回って集落道を西に向かうと台座の上に狛犬さんの姿が見えてホットする。鳥居を潜り、狛犬さんに「お帰り」と挨拶した後、本殿に参拝して狛犬さんの無事帰還をお祝いする。改めて石段を降りて狛犬さんと面談、阿像は以前から口部が破損していたが、吽像は今度の災難で前脚部などにひび割れが増えていて何とも痛々しい。近くで作業していた地元の方の話では、お祭りまでにはきちんと手当(修復)をしてあげる予定だとか…。帰ってくることができて本当に良かった。大変だったねネ! |
脚部を負傷しているが… | 口部の損傷は以前から… |
神社案内 (「岡山県神社誌」 岡山県神社庁発行) 旧備前藩主池田綱政が尊崇した神社。社殿が荒廃しているのを嘆き、家臣能瀬氏秀に命じて現在地に造営し、貞享5年に勧請した。閑谷黌奉行津田永忠の志を継ぎ、社殿を改造して元禄14年12月に竣工し、閑谷黌講堂と同年に正遷宮の式を挙げた。幣殿・拝殿・神餞所は明治30年に改築し、昭和9年には社務所及び付属建物を新築した。 主祭神:大国主尊 外5柱 例祭:10月24日 境内地:2,046坪 氏子数:120戸 |