三角点名 | ー | 山 名 | 立石 | ||
所在地 | 玉野市番田字立石 (【光南台アルプス】の一座) | ||||
コード | − | 標 高 | 154m | ||
概 況 | <H30.01.21> 第1ルート (第2のフエンス越えに危険が伴いますので、第2ルートがお勧めです) 「番田の立石」で知られる磐座信仰遺跡を番田ルートから探査する。県道74から北に向う集落道に取り付き、約100m進むと最初の十字路、ここは直進して更に100m程進むと第2の十字路、これを左折して集落道を西進する。約100m進んで民家の前から北に延びる農道(舗装道)に取り付き、正面に立石を見ながらを登って行く。約150m登って空地に車を停めさせて貰い、西の地道に回り込むとイノシシ除けのフエンスがあり、丁寧に開閉して作業道東側に古い小屋を見ながら奥に進むと第2のフエンスに出合う。 崩れた谷筋の土管を見ながら一旦は谷筋奥のフエンスを開けて北に進むも山頂への取り付き口が見つからず、引き返して崩れた谷筋の東約10mのところから第2のフエンスを乗り越えて奥に向かう。直ぐに赤いリボンが見つかり、以後はリボンに導かれて、顔や足元に絡みつく小枝等を整理しながら登って行く。山道は荒れたところもあるが、要所要所には石垣が積まれており、注意しながら奥に進むと視界も次第に開け、番田の集落が一望できるようになる。石垣は高所(標高110m付近)まで積まれており、「よくぞここまで!」と当時の苦労に感謝しながら登って行くと間もなく標高115mに辿り着く。 正面に磐座信仰の巨岩群を見すえ、ザラメ砂の急坂を気を引き締めて登って行くと先ずは第1磐座、次いで第2磐座(岩の前面に楕円形の水鉢が彫ってある)、更に奥に回り込むと第3、第4の磐座が迎えてくれる。そして最奥の巨岩がシンボルの「立石」、その前には石段が設けられ、祠を据え付けていた彫り跡も残っている。大戦前までは牛神様:立石大明神が祀られていたようであるが、現在は祠等は残っていない。(往路:約30分) 立石からは360度の大パノラマで、海上を航行する船の目標であったことも納得できる。 <R03.04.01、R03.10.13 > 第2ルート (こちらのルートをお勧めします) 久し振りに山トモと番田から取り付き、農道奥の道脇に車を止める。装備を整え、地道を約60m北進するとイノシシ除けのフエンスがあり、これに沿って西に50m程進むと開閉式のフエンスがある。フエンスを丁寧に開閉して奥に20m程進んで西斜面に取り付く。林間を約70m登ると第1ルートと出会い、ここからは踏み慣らされたルートを登る。 「立石」では、第4磐座の南東面の下に狸像が据付けられており、パワースポットとして一役買っているようだ。 眺望を楽しんだ後、北の八丈岩山の尾根筋に向かい、【八丈岩山】経由で【三頂山】へ縦走する。 <R03.11.04> 周回ルート 山ともから「周回ルート」を教えて貰ったので踏査することに…。農道奥の空地に車を停め、右手の谷川を渡り、フエンスに沿って約80m東進すると、赤いリボンに何か書いてある。よく見ると「立石一周コース」とあり、どうやらここが取付口のようだ。フエンスを開閉して山道に取り付き、リボンに導かれて林の中を登って行くと約5分で春日灯篭とベンチがある。地元の人に思いを馳せながら山道を登って行くと左手(西)尾根に「立石」が見えだす。尾根筋を約15分頑張ると大岩、小休止して360度の展望を楽しむ。とりわけ「立石」は青空に「スキッ」と立っており、誠に神々しい。更に登って行くと約10分で「自然探勝路」に出合う。ここからは、ステップのある自然探勝路を頑張って登るとやがて八丈岩山尾根筋の「立石分岐点」に到着する。(登り:約60分) ベンチで休憩して「立石」を展望した後、往路を引き返す。山ともに感謝しながら…。(下り:約40分) *「番田の立石」(出典:「日本地名大辞典」角川書店 1989.7.8発行) 番田地内北部の立石は、古代磐座信仰の遺跡で、海上を航行する船の目標でもあった。 *「立石」(出典:「岡山県児島郡誌」大正年9月20日発行) 鉾立村大字番田八畳岩山の中腹に巨岩あり。高さ4丈計り、海上遠く望み得、世人これを番田の立石と称す。この他に烏帽子岩・冠岩等あり。巨巖を以て知られる。 *巨石群の大きさ等 (出典:「東児町史」昭和49年3月発行) 第5(立石):山上側高さ(目測)9m *、幅3.2m、側面3.7m 第4(左側岩):高さ6.8m、幅3.2m (右側岩):高さ4.4m、幅2m 第3(横に3個並んでおり、中央の岩):高さ3.45m、幅1.4m、 第2:岩の前に楕円形の手洗鉢(26p×70p) *「玉野の地名と由来」(昭和58.7)によると第5(立石)の高さは12.3 m *タヌキの像 第2磐座と第3磐座の中間の東端の岩に据付けてある。 体長(高さ):27cm 胴回り:50cm 刻字:7代 錦松 *2022.11.02 タヌキの像 見当たらず どこへ行ったの? <山陽新聞> 【ハレ映えスポットN】でも紹介 (2024.10.17) |
県道74から北に取り付く
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最初の十字路は直進する |
2番目の十字路を左折する
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集落道から見える立石 |
集落道から農道に取り付く | 正面に見える立石 |
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農道(舗装道)から地道を西進する | イノシシ除けのフエンスを開ける |
作業道を奥に進む |
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作業道東側には古い小屋がある
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奥のフエンス手前の崩れた谷筋
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引き返して第2フエンスを越える | ||
テープに従って奥に進む
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古い石垣が残っている
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足元に注意しながら登って行く | ||
<第2ルート> 写真は何れもクリックで大 |
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農道を奥に進む | イノシシ除けのフエンスに出合う | 開閉式のフエンス |
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西の斜面に取り付く | 第1ルートとの出合い | ||
<以下 第1・第2合同ルート> 写真は何れもクリックで大 |
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高い石垣も… | 長い石垣も… | |||
標高115mから見た磐座群 |
ザラメ砂の急坂を登る | 直下から見た磐座群 |
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第2磐座前の水鉢 |
第5磐座前の鑿掘跡 | |||
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立石(北面)
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巨石に据付けられた狸像(東から見た像)
*クリックで大 |
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あれは何だ? |
2022.11.02 タヌキの像が見当たらず *クリックで大 剥奪の跡が残っているのみ。2022.10.29には居たのに。どうしたの? |
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立石から東(相引海岸・犬島)の展望 | ||
立石から南(番田・【鉾島】)の展望 | 立石から南西(ゴルフ場)の展望 | 立石から西【金甲山】の展望 | ||
<周回ルート> 写真は何れもクリックで大 |
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周回ルート取り付き口 | フエンスに沿って東進する |
赤いリボンを見てここから取り付く
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木立の中を登っていく | 春日灯篭とベンチがある | 南に展望が開ける | ||
西に立石が見える
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磐座から見た立石
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犬島や小豆島も… | ||
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自然探勝路を登って行く | |||
<集落から見た立石> |
集落の南西から見た立石 |
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北(上方)から見た立石 |