三角点名  ー 山名  安芸守山(「地頭富士」「鴨方富士」とも)
所在地  浅口市金光町地頭下・鴨方町益坂      
コード  TRー 標高  199m
概  況  <H20.05.18 >
 県道60号線や県道64号線の沿線から眺めると「地頭富士」と言われるのも頷ける。しかし、残念なことに、かつてあった頂上の山城跡に通じる山道も今は無いとのこと。時季を見て、チャレンジすることにして、今回はその雄姿を紹介しておこう。


夫婦池(新池)から見た安芸守山:地頭富士T

 <H25.09.12>
<登り>
 「鴨方町史」に「安芸守城址で、山容は富士形」と紹介されており、また、「金光町史」にも「山容は東西からは山頂が平らで裾を引く富士山型、南からは山頂が尖ったオニギリ型に見える」と紹介されている魅力的な山である。
 しかし、登山ガイドブックでは紹介されておらず、「戦国山城を攻略する」(森本基嗣著)で、鴨方町益坂の松井団地の奥から取り付くよう記載されており、今回はこれに従って登頂することとする。
 団地最北の民家の奥からコンクリ道に取り付き、約30m登ると「ごみ捨て禁止」の看板があり、ここから左に入る。小さな溜池の傍を通って北に進むと中電の鉄塔指導標があり、右の28鉄塔に向かう。 鉄塔巡視路を約10分登ると尾根筋、ここからは巡視路と別れて右(南東)に登る。小枝や倒木を整理しながら約15分頑張ると山頂、フラットな山頂中央には天然石の上に小さな祠が祀られており、周りを整理してカメラに収める。(登り:約30分)
 
山頂には小さな祠が祀られている
   
山頂からの展望はイマイチ
 
尾根筋で鉄塔巡視路と別れて右(南東)へ
   
細い山道を登る
 
溜池の手前を左に折れ、続いて右へ
   
中電の鉄塔指導標を右(東)へ
 
松井団地の北奥からコンクリ道に取り付く
   
約30m登り、カーブの手前を左(北)に入る
  <下り>
 小休止した後、城郭の遺構を探すも俄かには発見できず、諦めて南に向かって下りる。暫く下りると、古くなった木段やステップの跡があり、どうやらこちらが正式ルートのようだ。それでも倒木や小枝が行く手を遮り、これらを整理するのも一仕事。途中、展望の利く場所もあり、ビッグハットや天草池を見ながら下っていく。やがて果樹園の傍を通り、凡そ30分で松井集落の最奥の民家の上方に出る。細い路地を20mほど下ると、ブロック塀に「安芸の守 登山道」の案内板が掛かっており、正式ルートに間違いなし。舗装道路を夫婦池(古池)まで下り、改めて山容を見て、「おらが富士」と納得する。(下り:約35分) 夫婦池(古池)から、集落道路を西に回って凡そ10分で松井団地に帰着、岡山に向かう。
 
古い木段やステップの跡がある登山道
   
山頂西側の廓跡
 
果樹園の脇を通る
   
登山道からビッグハット等が見える
塀に登山道の案内板*写真をクリック
   
松井集落の奥の民家の上方が登山道
 
夫婦池(古池)の傍の地蔵尊
   
夫婦池(古池)の奥の松井集落南口
  
夫婦池(古池)に映る安芸守山:地頭富士T