三角点名  ー 山名  赤磐富士 (正式名称は「込山」)
所在地  岡山市御津矢原・伊田
コード  ー 標高  169m
概  況 <H20.04.20>
 国道53号線沿いの岡山市御津支所裏から、旭川の左岸に見える山容は富士の名にふさわしい。旧「御津郡御津町」にありながら「赤磐」の冠を頂いている事について旧友の御津観光ボランティアのU氏に尋ねたところ、所在地が「旧赤磐郡五城村」だからとのこと。改めて町村合併の歴史を教わる。
 「登山道は無いかも?」とのことであったが、山麓の南西にある電柱の傍から取り付く。尾根筋を暫く登ると、国土調査の赤杭・黄杭と共に微かな踏み跡も残っており、安心して登っていく。しかし、雑木が茂っており展望は利かない。9合目付近で「赤磐富士⇒」の案内板を見つけ、あと一息とがんばる。
 凡そ25分で頂上らしき所に到着するも、木立に阻まれて展望は利かない。ならばと南東の木立を掻き分け、「伊田」の集落をカメラに収めて証拠写真とする。
 小休止した後、尾根筋を北東に進み、雑木林の境界線を辿って県道255号線に降りる。(県道まで約15分)
 折角の山名でもあり、登山道が整備されれば登山客も増えるのでは?との思いを強くする。


旭川右岸から見た「赤磐富士」


9合目付近にある案内板

頂上から東南「伊田集落」を望む


 <H27.12.08>
 C桂山】の三角点探査を終えて岡山に向かう途中、旭川の右岸から見える「赤磐富士」の見事な紅葉に魅かれて立ち寄る。
 県道53沿いのコンビニで飲み物を買って駐車させて貰い、山麓の西北に回り込む。登山口の標識は風化して倒れているが、ロープに掴まりながら急坂を登っていく。凡そ5分で国土調査の赤杭、地籍調査の黄杭に出合い、ここからは、これらの杭を確認しながら登って行く。前回と同様、9合目付近でコシダに出合うが、登山道は刈り払われていて歩き易い。黄杭3405を過ぎると間もなく頂上、「岡山徒歩の会」と手作りの標識を見て、前回の登頂時を思い出す。(往路:約25分)

 山頂からの展望は素晴らしく、遠く【@金山】の電波塔も見え、「来て良かった!」と感激する。
 紅葉を楽しんだ後、東に向かって下る。暫くは登山道らしき道も残っているが、やがて小枝や折れた木が行く手を遮り始め、地形を確かめながらの下山となる。黄杭の0421、0420を確認してからしばらく途切れ、黄杭412を最後に杭は見えなくなる。その後は地形を確かめながらヤブコギして東山麓の県道255(電柱:アカイワカン11左9の北20m付近)に出る。ここからは、歩道を南に進み、県道53を西進して駐車場所に戻る。(復路:県道まで約15分、駐車場所まで約15分、合計約30分)
 登頂を終えて国道53に戻り、旭川右岸の水辺に降りて改めて「赤磐富士」の紅葉をカメラに収める。「本当に良い一日であった」と達成感に浸りながら、家路に向かう。(H27.12. 08 )
 
西北から山道に取り付く
   
急坂を登って行く

国土調査の赤杭
 
地籍調査の黄杭 *クリックで大
 
西北の展望を楽しみながら登る
 
シダの中の山道 *クリックで大

山頂にある標識 *クリックで大
   
山頂からの展望
 
山頂から東への下山道
   
コシダなどが茂り、踏み跡が分からなくなる
 
赤いテープが目印
 

最後に見つけた黄杭 *クリックで大
 
ヤブコギしながら下る
   
東山麓の県道255
旭川右岸から見た赤磐富士の紅葉    *クリックで大