三角点名  真似男ヶ峠(マネオガトウゲ) 山名  ?山
所在地  高梁市落合町近似字真似男ヶ峠
コード  TR45233145701      標高  394.23m
埋 標    昭和52年 6月21日
地上部  10cm 方位  正常
概 況  珍しい点名(地名)の三角点を求めて訪れる。県道302沿いにある唐笠堂(大正13年昭和天皇の御成婚記念に建立)に挨拶した後、やや戻って北に延びる市道に取り付き、凡そ200m入ったところ(電柱:シンコウジ分24の南の空地)に車を停める。装備を整え、南西の尾根に取り付く。尾根筋には青いテープの切れ端が残っており以前はマツタケ山であったことが分かる。急な斜面を登りきると境界柱(高梁市)があり、一安心。しかし尾根筋は可なり荒れており、踏み跡も時々途切れる。凡そ15分でコシダの群生地に出合い、これを過ぎると大岩がゴロゴロ、そしてフラットな山頂となる。赤いリボンの付いた境界杭を確認して北の笹・灌木の中を10mほど入ると三角点が待っていてくれる。(往路:約25分)
 周りを整理して記念撮影。しかし木立が高く展望は利かない。また、マツも倒木が多く、かつてはマツタケ山であったことを偲びながら往路を引き返す。(復路:約15分)
 唐笠堂まで戻り、地元の方に「真似男ヶ峠」の由来をお尋ねするも詳しいことは分からず、次の【原田山】に向う。(H27.03.12)

 <真似男ヶ峠の由来>
 吉井川流域連盟発行の「高梁川49号」(平成3.12.25刊)によると、「真似ヶ峠」(「男」の字なし)と書いて「マニョウガトウゲ」と読ませている
文書もあるそうだが意味は不明。いずれにしても興味のある地名であり、今後の研究課題。
 なお、「大辞林」には、「『峠』は『手向け』の転。通行者が旅路の安全を祈って道祖神に手向けた所の意」とある。そういえば、地元の方も「奥の集落の人は、旅立つ人や転居する人をこの峠まで送って来て、ここで別れを惜しんでいた」と話されていた。



県道302沿いにある唐笠堂 *クリックで大

県道302から市道を北に入る

電柱「シンコウジ分24」脇の空地に駐車

尾根に取り付く

尾根筋から南の展望

境界柱(高梁市)に出合う

尾根筋は可なり荒れている

コシダの群生
 
大岩がゴロゴロ
   
赤いリボンが付いている境界杭

10mほど北に入る
 
笹・灌木に囲まれた三角点(周辺整理後)
  
方位等は正常(タグなし)

県道302から見た山容(三角点峰は北端の奥)