三角点名  三十人ヶ仙 山名  三十人ヶ仙 
所在地  鏡野町〈上斎原〉遠藤
コード  TR45234703101 標高  1,171.54m
 埋標日   昭和51年6月30日
地上部  30cm 方位  正常  
概  況  【H12.8.12
 三角点の所在地は旧上斎原村であるが、東の旧加茂町側から登る。
 県道336号線から倉見川を北上し、勝間田高校演習林宿舎の手前の林道を西に入る。約1km行くと杉林の中に「岡山県立勝間田高等学校演習林」の標柱、その先に「三十人ヶ仙・天狗岩」の標識がある。分岐点を右にとり、先ずは三十人ヶ仙に向かう。カエデやブナなどを見ながら林道を進み、林道終点から急な山道を登りきると稜線に出る。これを右にとって小ピークを越えると三十人ヶ仙の頂上。山頂からの展望は素晴らしく、しばらく眺望を楽しんだ後、次の【天狗岩】に向かう。



三十人ヶ仙・天狗岩の分岐点

脱帽して記念写真を撮る

勝間田高校演習林の中を奥に進む


  H27.06.22
 天狗岩】の探査を終えて稜線を北東に向かう。凡そ40分で稜線の分岐点に達し、そこから一頑張りで三十人ヶ仙頂上に着く。(天狗岩から約55分)
 山頂からは北西〜東南に展望が開けており、山座同定を試みるもガスのため確定には至らぬ山も…。
 小休止した後、稜線を引き返し、分岐点から斜面を東に下る。このルートも可なり急坂ではあるがステップが切ってあり、天狗岩の登りよりも危険度はやや少いか。2mを超すネマガリダケの中を下っていくとやがて植林となり更に下っていくと林道終点に出る。眺望を楽しみながら標識に従って凡そ30分下ると天狗岩への林道と合流し、道脇に咲くウツギやコアジサイに疲れを癒されながら出発地点に戻る。(山頂から約1時間20分
) 

天狗岩から北東に向かう
   
アップダウンを繰り返す

登山道脇に咲くナルコユリ
   
ヨツバヒヨドリも迎えてくれる

稜線にある分岐点
 
三十人ケ仙の頂上 *クリックで大
 
方位等は正常 

山頂から東の展望(ガスでイマイチ)
   
稜線の分岐点から東に下る

植林の中を下る
 
林道脇にある屋根付き標示板・北側には休憩舎
*クリックで大

林道脇に咲くウツギに疲れを癒される
 
林道入り口にある案内標識  *クリックで大



                 <山名の由来>
@ 昔、たたら製鉄の原料である砂鉄採取の鉄穴流しをしていた山が崩れ、30人が生き埋めになったのが地名の由来。なお、西の「遠藤原」から三十人ヶ仙山頂に向けて「三十人の谷」という深い谷がある。(上斎原村史)
A 屏風のように立っている山峰を30人の仙人に見立てたもの。加茂町と上斎原村の境に立つ、山また山の霊峰。(日本山岳ルーツ大辞典)
B この山に顔が30になる化け物が出ていたという説もある。