三角点名  佐良山 (サラヤマ) 山名  嵯峨山
所在地  津山市平福・美咲町(中央)錦織字嵯峨山
コード  TR35233475601 標高  288.75m
埋 標    明治25年6月14日
地上部  17cm 方位  正常 
概  況  後鳥羽上皇や後醍醐天皇の和歌に詠まれた「さらやま」が当山であるとの話を聞き訪ねる。国道53号バイパスの平福地区から西に向かい、田渕酒店前の広場に車を停める。案内板に従って西進するとやがて手造りの案内板が導いてくれる。「おもかげの道」で地元のお達者グループに出会い、「むごん坂」でも地元の方に会って挨拶を交わす。「振り返り坂」で登ってきた坂道を振り返って市街地をカメラに収め、緩い登りの「やすらぎの道」を進んで最後の「希望坂」を登り切ると、「嵯峨山(佐良山)城跡」。(登り:約20分)
 本丸跡に立てられた「佐良山碑」(文化13年=1816建立)には和歌で詠まれた「久米のさらやま」は当山であると記されている。休憩舎もあり、しばし市内の展望を楽しむ。
 小休止の後、スパッツを付け、鎌を取り出してヤブコギの準備。本丸跡からやや下って南に廻り、山道を進む。50m程で倒木に前進を阻まれ、止む無く西の桧の林の中を登る。小枝を切り、目印を残しながら15分ほど登るとフラットなところに出る。そこで国調の杭を発見。やや安心して桧と雑木の境を南に向かう。100m程進むと東にやや明るいスポットを発見。近づいてよく見ると真新しい三角点標示杭が立っている。(城跡から約15分)
 標石は明治25年の埋設とはいえ、頭頂部の角が欠けているのはどうしたことか。
 30分かけて周辺をきれいにして記念撮影。西は桧の植林に、他は雑木に囲まれて展望は全く利かない。
 「頑張ってね」と声を掛け、往路を引き返す。途中、小枝を切り、倒木を整理し、一部ルートも修正して赤いテープを補充しながらの下山となり、城跡に辿り着くには、登りの3倍の45分を要した。(H22.01.24)



三角点は城跡南400mの津山市・美咲町の境界

嵯峨山城跡(史跡)に立つ佐良山碑

城跡から西の展望

城跡から北の展望
 
見返り坂から見る津山市街地
   
城跡から東の展望
 
平福地区にある登城口の案内板
   
国道53バイパスの平福から見た山容