三角点名  松村 (マツムラ) 山名  大菅山
所在地  久米南町松字武蔵頭
コード  TR 35233371401      標高  393.11m
埋 標    明治25年 4月19日
地上部  19cm 方位  正常
概 況  竜王山】の探査を終えて県道375を北上し、上籾地区から中田川沿いに下る。大菅バス停の標識から細い車道を慎重運転で登り、大きな三叉路(南は仏教寺)を北に進んで大菅集落に入り、空地に車を停める。
 道路脇にある防火水槽(半鐘付き)の傍から山容を確かめた後、最奥の民家の横を通って金比羅宮の参道に取り付く。荒れた参道を5分ほど登ると金比羅宮、山中にも拘わらず立派な社殿に思わず驚嘆の声を上げる。丁寧に拝礼して東に延びる山道を200mほど進むと林道に出合う。よく整備された林道を北進し、峠付近から東の林に取り付く。20mほど入ると荒れた山頂、三角点は松の倒木の傍で救出を待っていた。凡そ20分かけて周辺を整理して記念撮影。(往路:約30分)
 周辺は木立が高く展望は全く利かない。林道を北に進むと「両子山」(標高431m、三角点なし)らしいが、次の予定もあり往路を引き返す。
 停車場所まで戻り、【仏教寺】に参拝した後【小丸山】に向かう。(H27.05.25)
                          ミニ知識
@江戸期の天保郷帳に「松村」の名があり、点名の「松村」はこれに由来するものと思われる。    
A「久米郡誌」(大正2年3月刊)に、「古例に、毎年正月16日に弓削庄7ヶ村の者がこの山で2頭の鹿を捕獲して中山神社(津山市)に献供していた。捕獲した場所が山の中央以上であったら下弓削の厨谷で、また中央以下であったら下神目の牲谷で屠割していた。」との記述がある。            



中田川左岸から大菅集落に向かう
*クリックで大
三叉路を北に向かう *クリックで大

集落奥にある防火水槽

防火水槽から見た山容

最奥の民家の横を奥に向かう

金比羅宮への参道口

金比羅宮

金比羅宮から東に延びる山道

林道出合い
 
林道を北に進む
 
林道から東の林に取り付く
   
荒れた山頂にある三角点

方位等は正常