三角点名  木 戸 (キド) 山名  霧ヶ峯 (きりきれず・キリギリス)
所在地  鏡野町上斎原字山ノ段
コード  TR35233774001 標高  1079.07m
埋標日  明治25年 6月17日 方位  正常   地上部   13cm
概  況  <H23.05.04>
山名に魅せられて3度目のチャレンジ。(【前2回】は、峰を間違えて三角点を発見出来ず。)
 今回も「県立森林公園」からアプローチすることとし、奥ぶなの平からすずのこ平へのルートの曲がり角(ブナの木)から取り付く。とはいえ、3mを越すネマガリダケを掻き分け、押し倒しての進入。10mほど入ると微かに赤いテープが残っており、取り付き口に間違いないことを確信して進む。やがて窪地の残雪に出会い、これを渡って林の中の尾根筋を進む。林を過ぎれば又してもネマガリダケが前途を塞ぎ、10m進むごとに小休止をせざるを得ない始末。四苦八苦しながら凡そ40分かかって待望の三角点に到着。そこには先人がつけた古いテープが風に揺れていた。
 標石の周りのネマガリダケを整理し、改めて記念撮影。待望の三角点を発見できて感激も一入。直ぐに引き返す気分にはなれず、さりとてネマガリダケに邪魔されて展望も利かず、ならばと近くのリョウブの木に昇って遠望をカメラに収める。
 小休止した後、赤いテープを補充しながら往路を引き返す。途中、ツルシキミの赤い実が疲れを癒してくれた。(復路は散策路まで約20分)
 散策路に出て、改めて取り付き口に赤いテープを付け、奥ぶなの平、熊押し滝を経由して森林公園管理センターに戻る。
 それにしても今日は10年かかって探していた恋人に会え、また、中央園路脇でザゼンソウやミズバショウも鑑賞することが出来、ルンルン気分で家路に向かう。
山名:地元では「きりきれず」とも呼んでおり、また、元禄期に津山藩が作成した「作陽誌」には「キリギリス」と書かれており、いずれにしても霧が多いことに因んだ山名と思われる。 



木に昇って南東の展望(上斎原集落)

三角点はネマガリダケの中

木に昇って北東の展望

窪地に残る雪(深さ1m以上)

疲れを癒してくれるツルシキミ

散策路から三角点への取り付き口
   
こちらは取り付き口に非ず
 
多くのカメラマンを引きつけるミズバショウ
   
中央園路脇で見つけたザゼンソウ


  <H27.11.11>
 「岡山の山百選」の踏破を目指す山トモと久しぶりに訪れる。先ずは森林公園管理センターに挨拶して中央園路を北進し、「おおやまざくら」「6本杉」ルートに取り付く。散策路脇の解説板を読んで納得しながら急坂を登り、小ピークで小休止した後、「奥ぶなの平」から「「すずのこ平」に向かう。落ち葉を踏みしめながら登って行くと、やがて見覚えのある三角点峰への取り付き口に着く。気分を引き締め、3mを超すネマガリダケを掻き分け、押し倒しながら約20分頑張って霧ヶ峯頂上に到着。三角点との再会を喜び周辺を整理して記念撮影。(往路:約80分)
 念願の「霧ヶ峯」登頂を達成した山トモは感慨も一入のようで、木に登って遠望を楽しみ、同行した小生にとっても良い記念となる。
 暫し感慨にふけった後、三角点に「頑張ってね!」と声をかけ、ヤブコギして散策路に戻る。「すずのこ平」西の小ピーク(1009m)で昼食後、「県境三叉路」から中央園路に下り、「まゆみ園」に立ち寄って晩秋をカメラに収めた後、管理センターに戻り、下山の報告をする。(復路:実約110分)
 

散策路からの取り付き口 (前回と同じ)
   
3mを超すネマガリダケ
 
ネマガリダケ越しに見える霧ヶ峯の頂上方向
   
三角点標示杭を補修して記念撮影
 
 久し振りに再会した三角点

木に登って遠望する山トモ
 
三角点探査後、「すずのこ平」に向かう
 
 青空に一段と映えるマユミ *クリックで大