三角点名   ー 山名  城山 
所在地  岡山市北区建部町鶴田
コード   ー 標高  263m
概  況  【B高城山】の探査を終え、鶴田城跡のある当山を訪れる。県道30号線から山容を確めた後、旧旭町・落合町方面に向かい、右折して大蔵・若松牧場方面に向かう。約1q登って大きく左カーブする手前の空地に車を止め、右の桧林に取り付く。山道は急坂で倒木等があり、中々シンドイ。そして、西曲輪に至ると竹が密生しており、その間を縫うように進む。すると、思いがけなくも供養塔が目に入る。よく見ると「城主芳賀八郎為永・杉山備中守為就」(天保12年:1841)と刻んである。今は荒れているが、その昔はきちんと祀られていたことだろう。周辺の竹を整理してカメラに収める。(供養塔まで約15分)
 周辺を歩き回って遺構を探すと、炭焼釜風の井戸跡?が2基(うち1基は北向き、1基は西向き)。更に東に戻って山頂付近を探すと、壊れたTV共聴アンテナが木に引掛かかっているのと、地元の古老が言われていた桜の木(ダムの完成記念に植樹)が数本見つかった。
 案内板もなく、何となく寂しい思いをしながら、駐車場所に戻る。(H23.09.25)



山頂(東)にある壊れたTV 共聴アンテナ

山頂(東)にある桜

西曲輪にある城主の供養塔

東曲輪の炭焼釜風井戸跡(?)
 
西曲輪は竹が密生
   
西曲輪の炭焼窯風井戸跡(?)

鶴田城跡への取り付き口

桧林の上端を登っていく

県道30号線から見た山容
   
県道30号線からの分岐(右へ)