三角点名  ー 山 名   緑山
所在地  総社市上林       
コード  TR − 標 高   41m  
概 況  県南の低山で未踏査の一座、サンロード吉備路から位置等を確認して東に向かう。山津田橋から山容をカメラに収めた後、緑山の南端から北に進む。峠付近には札所巡りの石仏群が並んでおり、その北(裏)側から石段を登って行く。滑りやすい散策道を100mほど登ると分岐、ここは右に進むとやがて山頂。一帯は墓地になっており石塔・石碑が並んでいる。ソッと手を合わせてから南端の小高いところ(4号墳の頂部)に行き、最高点として枝にリボンを付けて記念撮影する。
 南に回ると4号墳の開口部が見え、これもカメラに収める。そして墓地の西側を北に80m程進むと6号墳。山頂にある4基の古墳のうち唯一、石室の内部まで入れる古墳。興奮して石室に入り、大きさを測る(石室全長6.2m、玄室長(奥行き)3.7m、幅2.5m、高さ2m)。興奮冷めやらず北に30mほど進むと7号墳、こちらは開口部から写真を撮るだけ、更に北に30mほど行くと緑山古墳群の最大規模(径30m、高さ10m)の8号墳、しかし残念なことに開口部が埋め戻されており中には入れない。それにしてもこれだけの古墳群が残っているとは流石が!と感心することしきり。

 しばらく感動に浸っていると、「ギャウ」「ガォー」とうるさい鳥の鳴き声が聞こえる。散策道から30m程西斜面を下がってみると、地面は糞で真っ白となっており、木の上ではチュウサギの幼鳥達が「侵入者が来たぞ!」と騒いでいた。「驚かせて御免」と謝りながら往路を引き返す。
 サンロード吉備路まで戻り、ゲージの外をゆったりと歩く(チュウサギの幼鳥達とは対照的な)丹頂鶴の「レンゲ」君と「ウララ」ちゃんに挨拶し、充実感に浸りながら家路に向かう。(2019.06.25)
以下の地図・写真は、いずれもクリックで大

 山津田橋付近から見た山容
 古墳群の分布図(出典:「総社市史」)
緑山古墳群の南端
峠付近に座する石仏群
山頂への取り付き口
良く踏まれた散策道
 
分岐は右に取る
山頂は墓地
墓地の南(4号墳の頂部)が最高点
4号墳(横穴式石室)
墓地の西を北に進むと…
6号墳(横穴式石室)
石室の中に入ることができる
7号墳(横穴式石室)
最大規模の8号墳(横穴式石室)
鳴き声のうるさいチュウサギの幼鳥達