三角点名  ー 山 名   稲荷山
所在地  総社市上林        
コード  TR − 標 高   72m  
概 況  <2020.1.20(2.10補充踏査)>
 【ドンドン山】の踏査を終えて尾根筋を西に向かうと33号古墳、中に入って玄室を撮影したのち西に向かうと34号古墳、続いて35号古墳、いずれも玄室を撮影して尾根筋に戻って山頂に向かう。  3分ほどで31号古墳、山頂にあるだけに墳丘もシッカリしており石室もやや大きめ、墳丘頂部の木にリボンを着けて記念撮影。最高所なれど周辺の高木に遮られて展望は利かずザンネーン。
 折角の機会なので、北斜面にある古墳を探査することに…。しかし、ここからは全くのヤブコギで、GPSで方角を確かめながら下って行く。ヤットのことで37号古墳に出合うもかなり崩壊していてショック!更に下って行くと38号古墳、こちらもやや崩れており、奥壁や前壁の一部が欠落しているがこれも歴史を示す一面か!小休止して踏み跡を辿りながら山頂に戻る。 
 *古墳の号数等は、和気誠二氏作成のガイドマップに拠る。
* クリックで大 (写真を掲載した古墳のみ番号を標示)

33古墳
 
 シッカリした玄室

34古墳 
 
中に入れず、手を伸ばして写す 

35古墳 
 
玄室の手前に土砂が溜まっている!

31古墳(山頂にある古墳)
 
羨道は長くて石室も広い
  
稲荷山頂上 (展望は利かず)

37古墳
 
奥から見た羨道

38古墳
 
奥壁と前壁の一部が欠落している
  <下り>
 山頂部から踏み跡を辿って下ると27号古墳、更に下って行くとやがて竹藪になり19号古墳が待っていてくれる。玄室を撮影した後、やや西に降って行くと20号古墳、側壁が縦置きなのが特徴のようだ。続いて21号古墳、こちらは羨道が短く手を差し込んで撮影する。西に回り込めばまだまだ古墳はありそうだが、本日の探査はこれまでとし、楽池からの水路に従って東進し参道口に戻る。
 全行程の踏査には凡そ3時間を要したが「石室も色々あり、今日は良い勉強になった!」と充実感に浸りながらサンロード吉備路に向かう。途中、山津田橋北から踏査した稲荷山を振り返りながら…

27古墳
 
 
 長い石室の奥にある大きな壁岩
 19古墳  
こちらの奥壁も大岩

20古墳
 
側壁には縦置きの岩もある

21古墳
 
羨道は短いが…

楽池からの水路
 
水路に沿って東進すると参道に出合う
  
山津田橋北から見た稲荷山の山容