三角点名  ー 山名  猿掛山
所在地  矢掛町横谷・倉敷市真備町妹
コード  TR - 標高  243m
概  況  【呉妹富士(鳥ヶ嶽)】に登った際、「猿掛城」の出城があった事を知り、本城を訪ねる。
 登山口は、倉敷市真備町側にもあるが、今回は矢掛町横谷平林地区から登る。集落北口に設置された案内図・解説板で概要を頭に入れ、取付口の石仏にお参りして登り始める。登山道は数年前に整備されたらしく、急坂に埋められた段木が崩れている箇所もある。蜘蛛の糸を払いながら15分程登ると「寺丸跡」、解説版を読んでその昔を偲び、更に10分程登ると「太夫丸跡」、続いて「六の丸跡」、「五の丸跡」、「四の丸跡」を過ぎ、やや広い「三の丸跡」を登って「二の丸跡」を過ぎるといよいよ頂上。「本丸跡」の手前には「井戸跡」や「大手門跡」の標示もあるが雑草が茂っており、俄かには見つからず。2mを超す雑草の中からヤット「井戸跡」を見つけ出し、周りを刈り払ってカメラに収める。
 「本丸跡」の周辺には、イヌガシやカゴノキなどの天然林が茂っており、うっそうとしている。暫くの間、大手門から北の展望や本丸東下の馬場の感触を楽しむ。
 小休止の後、本丸跡の最高点にある境界柱にタッチして奥の堀切をロープを伝って降りる。堀切から、地形図上に記されている真備町妹に通じる山道を探してヤブコギするもそれらしきものは見当たらず。仕方なく、谷筋を悪戦苦闘しながら下る。 約20分で「太夫丸跡」への登り口に辿り着く。ここからは、登山道が整備されており、林間のしいたけの原木を見ながら凡そ10分で真備町側の登山口の着く。
 矢掛町とは趣の異なる解説版を読み返し、本日のコースを思い出しながら小田川の右岸を遡る。約10分で、出発点の矢掛町横谷平林に着き、地元の人に挨拶して帰途に着く。(H20.10.04)



最高点近くにある境界杭№129

頂上にある本丸跡

大手門跡付近から北東の展望

大手門近くにある井戸跡

太夫丸跡

六の丸跡

登山口に祀られている石仏

寺丸跡から西の展望
矢掛町平林地区登山口にある解説版
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真備町猿掛地区登山口にある解説版
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↑矢掛町側登山口にある登山略図
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猿掛城跡縄張り図   ➡
出典:「岡山県中世城館跡総合調査報告書」
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矢掛町福頼橋西から見た猿掛山

倉敷市真備町妹地区から見た猿掛山