三角点名  ー 山名  名越山
所在地  岡山市北区吉備津
コード  TR −       標高  152m (南峰144m)
概 況  吉備路の山で未踏なのが気になって訪ねる。 先ずは【吉備津神社】に安全祈願した後、国道180の加茂北交差点から北東に入る。杉尾集落入口で山容を確かめた後、農作業中の古老に来意を告げて近況を尋ねたところ、「眞城寺は廃寺となって参拝者はなく、ましてや名越山まで登る人はいない」とのこと。しかし、吉備人出版の「吉備路の山」の登山詳細図に従い、南山麓の眞城寺参拝口:登山口から登り始める。雑草を払いのけながら急な石段を登り、続く急坂をジグザグに登っていくと凡そ10分で眞城寺跡に着く。古老の言われた通り、建物等は壊れてその残骸が残っているのみ、流石にあの急坂を登ってお参りするのは無理かナと納得する。慈雲院日龍上人の墓碑に手を合わせた後、北に向かい、雑木の中をテープに導かれて5分ほど進むと水が濁った溜池がある。以前はお寺の水源地であったのが今はイノシシの水飲み場になったしまったのか。そんなことを思いながら更に10分ほど進むと南峰(標高144m)に到着する。小さな私製の標識が掛かっておりカメラに収めた後、北に向い、やや下って登り返すと北峰(標高152m)、ここにも私製の標識があり、樹木には「大平山まで1350m」と書かれていた。(往路:登山口から約40分)
 小休止した後、地図を確認して【大平山】に向う。

名越山北峰(標高152m)

山頂にある案内標識
名越山南峰(標高144m)*クリックすると大
   
一旦下って登り返す

廃寺跡から北に進む

尾根筋にある溜池

笠木・島木が半分落ちた鳥居

真城寺跡(標高約80m)

南山麓の眞城寺参拝口
:登山口

急な参道を登って行く

吉備津神社から見た名越山の東斜面
 
杉尾集落から見た名越山の西斜面:左奥が最高点 


  <下り>
 【大平山】から北峰(標高152m)まで下り、ここからは西の湿地に降りることにする。
 テープに従って尾根筋を西に向かい、5分ほど下ってから北に向かうと急坂となる。木に掴まりながら10分ほど頑張ると杉尾上池の上に出る。池に写る山容に癒されながら西に回って降りると堤塘で石仏(慶応2(1866)年3月建)が迎えてくれる。手を合わせた後、堤塘の北に回り、荒れた作業道を下っていくと杉尾下池、ここにも石仏(慶応2年3月建)が祀られていた。ここからはシッカリした車道があり、迷うことはない。山陽自動車道の下を通り抜けると舗装された道路となり、凡そ10分で杉尾集落に戻る。(復路:北峰から約35分)(H 26.10.29)
 
尾根筋から北に下る
   
名越山(標高152m)から西に向かう
 
杉尾上池に写った逆さ山容
   
谷筋近くになるとブッシュとなる
 
杉尾上池から下りの山道
   
杉尾上池堤塘に祀られた石仏(慶応2年)
 
杉尾下池から東の展望
   
杉尾下池堤塘に祀られた石仏 (慶応2年)
 
山陽自動車道高架橋手前の竹藪 
   
杉尾下池からは車道もしっかりしている
 
高架橋の南から見た名越山の南山麓
   
高架橋の下を抜けると視界が急に開ける