三角点名  ー 山名  熊山
所在地  岡山市南区灘崎町彦崎
コード  TR ー 標高  240m
概況  JR彦崎駅の前を東進し、踏切を渡って集落道を南に進む。最奥の民家の脇を通って林道?に出て50mほど進むと道路右沿いに「熊山観音・一番如意輪観音入口」の標識がある。どうやら此処が登山口のようだ。
 装備を整え、竹藪の中を登っていくと、先日の大雪で古竹が倒れ、道を塞いでいる個所も…。復路のことを考えて出来るだけそれらを道から外しながら登って行くとやがて右への標識があり、これに従う。50mほど進むと尾根筋に出て、ここからは桧の植林の中、急坂にはステップも設けてあり登り易い。植林の中を10分ほど登ると切り開かれた場所に出る。ここからは自然林、3分ほどで「熊山大権現」の鳥居が迎えてくれる。石柱には「安政7年(1856)」の刻字があり、当時の苦労が偲ばれる。ササや枯れたイタドリに覆われた参道を整理しながら登って行くと5分ほどでフラット(直径約20m)な山頂。(往路:約35分)
 山頂の真ん中にはブロック造の祠があり、中には小さな石仏が祀られている。また、山頂西奥には明治4年(1871)建立の「1番如意輪観音」、山頂上がり口には天保10年(1839)設置の手水鉢、昭和7年(1932)設置の「熊山大権現安置百年倍増法楽」の石碑もあり、古くから信仰の山であったことが分かる。
 山頂からの展望は全く利かず、小休止した後、往路を引き返す。(復路:約20分)
 天候がイマイチのため、本日は1座だけに止め、久し振りに【天神社】に参拝する。( H 26.02.19)



山頂にあるブロック造の祠(高さ2.4m)
 
山頂西奥に祀られた石仏

9合目付近にある熊山大権現の鳥居
 
ササや枯れたイタドリに覆われた参道

桧の植林の中を登る
 
植林の上部は自然林
 
竹藪の中を登って行く
   
標識に従って右に回り込む
 
慶岸寺から見た山容(山頂は中央奥)
   
熊山観音・一番如意輪観音入口