三角点名  ー 山名 小遠藤山(徳倉山)
所在地  岡山市北区御津河内            (徳倉城・徳蔵城)
コード  TR − 標高  232m
概  況 <H21.12.06> 
 戦国時代、金川城主松田氏の出城があった山。城は、その後、宇喜多氏の将・遠藤河内守が入り、関ヶ原合戦後の慶長8年(1603)に廃城となった。
 先ずは【徳蔵神社】に参拝し、搦手登山道を登る。杉林を過ぎると、急坂が落ち葉で滑りそうになるのを頑張って登る。約20分で頂上の本丸跡に到着する。
 本丸跡に祀られた妙見宮に安寧を祈願した後、西や南東の初冬の眺望を楽しむ。
 小休止後、大手登山道を古井戸などの遺蹟を確めながら下る。(下り約20分)

河内公民館から見た徳倉山(徳倉城)

東山麓に鎮座する徳蔵神社
 
山頂(本丸跡
   
山頂(本丸跡)の妙見さま

本丸跡から南東の眺望

本丸跡から西の眺望


  <H30.03.15>
 久し振りに山トモと訪れる。河内公民館から山容を撮影し、県道62脇に立つ案内板でルート等を確認した後、西回りで大手登山道に取り付く。桧の植林の中を登って行くと凡そ10分で出丸跡への分岐、折角の機会なのでコシダの中を分ほど進むと館跡らしき平地があるも標識はない。証拠写真を撮って引き返し、大手登山道を登って行くとフラットな山道となる。どうやら出丸長郭跡のようだ。北に回り込むと石垣が見え、何?と思いよく見ると炭焼窯の跡、遺構で無くてやや残念。更に登って行くと道脇に井戸跡があり、試しに手を漬けて見ると流石に冷たい。その上方を見ると木立越しに石垣が見え、山頂が近いことが分かる。一声かけて登って行くと野面積みの石垣と出合う。石の大きさは様々であるが、140p大の石もあり当時の苦労が偲ばれる。そしてついに山頂に到着(登山口から約50分)
 山頂には妙見さまが祀られおり、参拝してから周辺の観察。北の二の丸跡からは木立に遮られて展望は利かない。山頂南側にはい石垣(約5m)が積まれおり、「土塁跡」の標示版が倒れていた。南東に切り開かれた場所から、展望を楽しみながら昼食を摂る。                        *以下の写真はいずれもクリックで大
 河内公民館から見た山容
県道脇にある案内板
県道から南西に入る
大手登山道に取り付く
桧の植林の中を登る
出丸への分岐
コシダの中を進む
出丸跡
出丸長郭跡
炭焼窯の跡
井戸跡
野面積石垣
山頂・本丸跡
妙見さま
二の丸跡
 
南側土塁
山頂から南東の展望
南東以外は展望は利かず
  <下り>
 昼食後、本丸跡に別れを告げて搦手登山道を下山することに。しばらく下ると大手登山道に比べてよく整備されていることが分かる。道幅も広く、傾斜も緩やかで、子ども連れの場合こちらのコースの方がよさそうだ。(もちろん下りのコースとしても…)高尾山との分岐には新しい道標も立てられており、迷うことはない。更に下って行くとやがて桧の植林に入り、道脇にある「空堀」の標示に従って北に10m程入って写真撮影。登山道に戻って更に下って行くとやがて谷筋に出る。ウグイスの声に癒されながら砂防堰堤の東を北に向かうと、山容の優れた遠藤山が見える。ルンルン気分で舗装道を北進し、【徳蔵神社】にお礼参りして駐車場所に戻る。本日は天気にも恵まれ、本当に良い山行でした!(下り:約50分)      *以下の写真はいずれもクリックで大

搦手登山道を下る
よく整備されている
ポイントには道標もある

桧の植林の中を下る
空堀も残っている
谷筋を下る

砂防堰堤
4等三角点のある遠藤山
郷社【徳蔵神社】の石柱