三角点名 | ー | 山 名 | 船山 (船山城跡) | |||||||
所在地 | 岡山市北区原 | |||||||||
コード | TR − | 標 高 | 54m | |||||||
概 況 | <登り> 笠井山霊園への墓参の際、県道27からよく見かける風景。西の市道に降り、水路脇から改めて山容を確認して、船山池の空地に車を停める。集落道を100mほど東進し、南山麓に設けられた階段を登って行く。予想以上に傾斜がきつく、周辺を確認するためにも小休止しながら高度を上げる。やがて6地蔵に迎えられて墓地・山頂に到着。(駐車場所から約10分) 広場の奥(旧本丸跡)には須々木神社が祀られており、両サイドには石碑・記念碑が立てられている。記念碑や石碑を始め山頂南端(墓地の直上)から南東〜南西に拡がる眺望を見て、その昔を偲ぶ。 本丸跡から奥(北)に入ると堀切があり、また林の中には小さな石垣も残っているが遺構の一部かどうかは不明。更に左奥に進むとやや開けた空地があり、ここにも小郭があったのかも…。その奥は尾根筋となり、立木に赤いリボンがつけてあるのは最高地点(山頂)の意味か?記念に撮影する。 <下り> 尾根筋に咲くツツジをカメラに収めてから折り返し、右(西)のササヤブを下って行くと梅園に出る。花は既に終わっているが園地はキチンと整理されており、樹の下を通って作業道を降る。やがて民家の裏に出て、イノシシ除けの柵を開いて船山池の堤防に出る。(下り:約10分) 停めてあった車に乗り、船山の南から北に回って山容をカメラに収める。(2019.03.23) |
南から見た船山の山容 |
船山池の堤防から見た山容 |
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急な石段を登って行く |
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墓地入り口にある6地蔵 *クリックで大 | 本丸跡にある神社・石碑・記念碑 |
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本丸跡から東南の眺望 |
本丸跡から南西の眺望 |
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小さな石垣も残っているが… *クリックで大 | ||
山頂平地 *クリックで大 |
山頂尾根 *クリックで大 |
ササの中を西に向かう |
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梅園の中を通り抜ける |
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作業道を下って行くと… |
民家の裏に出る |
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イノシシ除けの柵 |
北から見た船山の山容 |
船山城跡の解説 出典:岡山古代文化財センター発行「攻略!おかやまの中世城館」チラシ要約 笠井山から旭川西岸に突き出た丘陵上に築かれた平丘城。頂部に土塁を伴う曲輪、斜面に帯曲輪や腰曲輪を設け、北側は堀切、南側は堅堀を配して守りを固めている。築城時期は不明だが、天文・永禄年間には須々木氏が在城したようだ。須々木氏はこの地の小領主で松田氏や三村氏に従っていたが、永禄10年(1567) 、明禅寺合戦に勝利した宇喜多氏によって城と領地を奪われた。 |