三角点名  甲山(コウヤマ) (標石亡失) 山名  甲山
所在地  瀬戸内市邑久町上笠加・長船町土師
コード  TR45234002801 標高  164m
埋標日  (昭和?年 ?月?日) 方位 (?) 地上部 (?) cm
概  況  三角点の「点の記」を調べていると「亡失」と記載されており、気になって現地を調べてみることに…。南東山麓の畑で農作業中の方に来意を伝え、空地に車を停めさせて貰う。
 装備を改め、林道を右回りで登って行く。舗装道を10分程登り、左への小道をコの字型に約80m進むと「大日神社」、拝殿の梁に「講和記念・昭和26年」とあるのは「サンフランシスコ平和条約」の事か、先人に敬意を払うと共に安全祈願して林道に戻るい。5分程登ると林道終点。「甲山権現社」に拝礼して山道に取り付く。赤いリボンを従って高度を上げていくとやがて岩盤の多い尾根の南端に辿り着く。そして尾根筋を50m程北進すると「甲山」頂上。祠に安全祈願した後、三角点を探すと磐座の上に丸出しで標石が立っていた。定位置(埋設場所)から移動したので「亡失」ということか…と納得する。(登り:約50分)
 山頂と云えども周辺の木立が高く、眺望は殆ど利かない。(樹間から僅かに見える西の山を山座同定)
 小休止してから北に30m程降ると「六郎稲荷」、赤い鳥居が氏子の皆さんの信仰の篤さを教えてくれる。
 頂上まで登り返し、赤いリボンに従って桧の植林の中を降って行くと、やがて古墳(横穴式石室)に出合う。中に入ってみると、奥行き3.7m、横幅・高さとも約1.2 mあり、ナカナカの規模、時間が在ればユックリ調査したいのだが…。
 更に降って行くと「東向集落」への分岐、今回は駐車場所との関係もあり、東の円墳に登って頂部を撮影した後、山道を東進する。約10分で「立石大師」の磐座に着く。足元に注意しながら参拝し、奥の尾根まで登るも眺望は全く利かず、立石大師の磐座に戻って南西の眺望を撮影する。
 リボンに従って細道を10m程降ると果樹園に出合い、展望が開ける。更に作業道を降ると舗装道に出合い、そこには「立石大師」の道標が立っていた。ここからは舗装道をユックリ降り、駐車場所に戻る。(下り:約50分) 

 農作業中の地元の方に無事下山したこと報告して、【我城山】に向かう。(2021.2.13)
       * 以下の写真は、いずれもクリックで大
甲山林道への進入口にある道標
林道の南西に鎮座する大日神社
    林道終点に鎮座する甲山権現社
 
山頂尾根南端にある磐座
        山頂に鎮座する祠
 
山頂の岩盤上にある三角点標石
 
北向きなのは写真撮影の為か?
   
正真正銘の国土地理院標石
           
              立木に阻まれて山頂からは展望は殆ど利かず…
    山頂北斜面に鎮座する六郎稲荷
東斜面にある横穴式石室(奥行1.3m)
分岐点近くにある円墳
 
尾根近くに祀られている立石大師
立石大師の磐座上部から南西の展望 
   
立石大師への道標
  
岡山学芸館高校野球場北から見た甲山

                                                     
                                                              登山ルート  *クリックで大