三角点名  亀 甲 (カメノコウ) 山名  竜王山
所在地  美咲町原田字竜王東
コード  TR45233379601 標高  208.58m
 埋標日   昭和32年7月20日
埋標日  昭和32年 7月20日 方位  正常   地上部  20cm
概  況  梅雨の晴れ間を利用して、点名が動物名の三角点の探査。最初に、明治33年に開通した中国鉄道(現在のJR津山線)の駅名にもなっている「亀甲」から。先ずは美咲町庁舎の西にある「亀甲岩」に挨拶した後、亀頭をデザインした駅舎をカメラに収める。目的の竜王山には北からも登れそうであるが、今回は時間の関係もあって「点の記」に従い、南に廻って原田地区南端から山頂を目指す。
 最奥の民家の横を通り、テニスコートの傍を北に進むとフラットな山頂。サイレン塔の脇に車を止め、中央に祀られている竜王の祠に参拝。
 三角点は山頂の北の端で歩いて2分のところ。 標石の傍には桧林の作業道が通っているが、何とか難は逃れたようだ。しかし、立ち木が高く、展望は殆ど利かない。
 小休止した後、竜王祠にお礼参りして、南に下る。 サア、「亀」の次は「鶴」【C鶴坂」】だ。その前に【C狐岩】に寄ってみよう。(H24.07.10 )

<亀甲岩の謂れ>  (説明板要約)
 昔、全国行脚していた修行僧が、ここ原田の地で行き倒れとなった。それを見つけた里人が哀れに思ってねんごろに供養した。すると、月の蒼い夜、弘法大師の尊像を載せた巨大な岩がせりあがってきた。その岩の形が亀の甲に似ているところから「亀甲岩」といわれ、やがて「亀甲」という地名に使われるようになった。
 *、一説には、稲荷山城主であった原田三河守が、嫁いだ愛娘作州に度々里帰りをして貰うために立派な別荘を立てたが、その際に出てきた亀の甲に似た大岩とも云われている。


(手元が狂ってゴメン!ホントは傾斜していないの))

 
三角点は山頂の北端
   
三角点の南には桧林の作業道
 
山頂にあるサイレン塔
   
山頂に祀られている竜王祠
 
南の原田地区から見た山容(右奥) 
   
テニスコートの傍を北に入る
 
駅名・点名にもなっている亀甲岩
   
JR亀甲駅の駅舎