三角点名  大平山 (オオヒラヤマ) 山名  大平山
所在地  高梁市有漢町有漢字大平山
コード  TR35233248901 標高  455.93m
埋標日   明治27年 4月 2日
方 位    正常 地上    18cm
概 況  本年最後の三角点探査。国道313を北上し、多和山トンネルの手前を左(西)に入る。平成10年に完成した林道大谷・大平線を約1.5キロ進んで林道終点に車を留める。
 装備を整えて、荒れた作業道を約200m西進し、北側の植林に取り付く。植林の中は歩き易く、凡そ3分でフラットな山頂に到着。尾根筋の北4mに赤いテープ(国土調査用?)が見つかり、近づいてよくみると「北房町」の境界柱。「点の記」によると、三角点の所在地は「高梁市有漢町」と記されており、どうやら、こちら側ではなさそうだ。尾根筋より反対(南)側の20mほど先にスポット状に切り開かれた空地が見える。その周辺と見当を付け、雪の残っている中を約20分探すも三角点標示杭は見つからず。諦めて尾根筋に戻る途中(尾根筋から約8m南の地点)、笹等に覆われている標柱を発見。周りを整理してカメラに収める。
 標石は120年を経ても損傷等なく元気。引き続いての頑張りをお願いする。
 文献に寄ると、山頂周辺は「勝陣山遺跡」とか、暫く付近を探すもそれらしき痕跡は発見できず。諦めて往路を引き返す。(復路:6分)
 雪の残る中で三角点を発見できた喜びに浸りながら、国道313に出て、本日の第2目的である【祇園寺】に向かう。(25.12.25)



笹に覆われていた三角点標柱
 
周りを整理して記念撮影

尾根筋の北4mにある北房町の境界柱
 
スポット状の切り開き地には雪が残っている

作業道を約200m進んで北側の植林に取り付く
 
植林の中を西に進む
 
林道終点から奥(西)に延びる作業道へ
   
荒れた作業道を西に向かう
 
国道313多和山トンネルの手前を左(西)に入る
 
 林道大谷・大平線を西に向かう
*クリックすると大

                                                

  <勝陣山遺跡>          「改訂岡山県遺跡地図」
 標高456mの丘陵上。頂上平坦面は広いが砦・堀切は認められない。毛利元清が永禄12年(1569)
斎田城を攻撃した時の宿営地と伝える。