三角点名  羽出 (ハデ)  山名  岡曽山
所在地  鏡野町(奥津)羽出西谷字東ヶ原
コード  TR35233668901 標高  963.68m
埋標日  明治25年 6月 8日
方 位    南南西向き 地上    7p
概況  初秋を迎えて、山仲間と訪れる。羽出川に架かる神原橋の西詰に車を停めて装備を点検した後、民家の脇を通って登山道に取り付く。畑の上方の山道を凡そ5分で第1の分岐、左に付けられた赤いテープに従って杉林に進む。5分ほどで林道終点との出合、引き続き谷筋を登っていく。林の中を20分ほど進むと、左斜面につけられた赤いテープが目に入る。(「滝・洞窟コース」との分岐点) ここからは急な斜面をひたすら登り続ける。凡そ40分で小さな支尾根、一息入れてからアタックを再開、緩やかな傾斜を過ぎると、再び30度を超すと思われる急斜面となる。木株や小枝をつかみ、三点確保で登ることもしばしば、分岐から約80分掛かって主尾根に達し、「滝コース」と合流。笹の刈られた山道を5分ほど南進すると岡曽山頂上(登り:約120分)
 小休止した後、「のぞき岩」の矢印標識に従って尾根道を南下する。凡そ15分で大岩に到着。展望はイマイチ、更に20mほど下がると2番目の大岩、続いて第3の大岩、どうやらこれが「のぞき岩」らしい。(ガイドブックでは「ひづめ岩」とも)。ここからの展望は抜群で、東に【泉山】、北に【湯岳】、南西に【不溜山】に連なる山並みが見え、疲れも吹っ飛ぶ。眺望を楽しみながら昼食を摂った後、山頂に引き返す。(「のぞき岩」から約20分)
 山頂に別れを告げた後、笹の刈られた尾根道を北に進んで下山開始。こちらのコースもかなり急で、神経を使う。途中、イワウチワの群生をみながら満開時の再訪を誓い合う。凡そ50分かけて洞窟まで下り、更に約50m下ると滝。マイナスイオンで癒されながらしばし休息、糖分補給した後、下りを再開。大岩の傍を通り、左下に深い谷を見ながら20分ほど下ると「尾根コース」との分岐点に到着。古い標識を見つけて建て直し、赤いテープを付けて分岐点であることを明示する。ここからは、今朝、通った道、「登り」、「下り」とも可なりハードで、最近の山岳ガイドブックから割愛されていることを納得しながら駐車場所に戻る。(下り:山頂から約100分)( H25.09.10)


のぞき岩から東【泉山】の展望*クリックすると大
 
のぞき岩から南の展望
 
山頂からのぞき岩への縦走
   
第1の岩
 
笹が刈られている尾根道
   
山頂にある手作りの標識と三角点標石

滝谷の滝(高さ:約10m)
 
洞窟(奥行:約5m)
 
左は尾根コース
   
右は滝・洞窟コース

左の植林に回り込む
 
林道終点との出会いを左の谷筋へ
 
羽出川に架かる神原橋の西詰に駐車
   
民家の脇を登っていく
 
羽出・前田集落から見た山容
 
羽出郵便局前から見た山容

  山名の由来              ( 鏡野町発行 「鏡野町登山ガイド」 )
 備前の武将、岡 三郎が大イノシシを追ってこの山に至ったが、イノシシは既に因幡との国境、三国山まで逃げてしまい、武勇を恥じた岡 三郎はこの山で自刃したという。「岡三山(おかさぶやま」が訛って、「岡曽山」となったという。