三角点名  福島山 (フクシマヤマ) 山名  福島山
所在地  倉敷市船穂町船穂字福島山
コード  TR35133657501 標高  35.92m (タンク屋上)
 埋 標   昭和47年6月20日  (旧選点:明治26年5月9日)
地上部   (タンク屋上につき計測不能) 方位   ? (同左)
概  況  地図に「福島山遺跡」と記されており、用務の帰途立ち寄る。北の【木野山神社】奉燈前の広場に車を停め、南の墓地を通って、直登を試みる。途中から藪となるが直ぐに果樹園、その脇を通って凡そ5分で「福島山遺跡」の解説板。300年前は海中に浮かぶ孤島で「九島」と言われていたが、新田開拓により「福の島」から「福島の山」に変ったことが記されている。
 三角点は、「明治26年選点」時には山頂にあったものが、昭和47年6月、貯水タンク屋上に移転している。従って、一般人は立ち入り禁止で標識等は計測不能。
 やや気落ちしながら果樹園の脇を通って東に回ると、山頂らしきところになにやら標石の頭が見える。少し掘り下げてみると南面に「E」、北面に「第六區土木監督署」の刻字。何をする役所であったのか宿題が出来て訪れた甲斐があったというもの。
 更に東に回ると木の間から高梁川のゆったりとした流れが展望できる。今は木立が成長し、他の方面の展望はイマイチであるが、数年前までは360度の展望が楽しめたことだろう。その証拠に、林の中には所々、朽ちた木段が残っている。その微かに残っている小路を下っていくと墓地への参道に出る。これを更に下ると地区道路、どうやらこの路が山頂への登り口であったことが窺がわれる。(下り約5分)*地盤面の高さ=28.6m(解説板) (H21.07.18)


山頂に建つ貯水タンク


旧船穂町文化財保護委員会の解説板

貯水タンク付近から北の展望

山頂東部にある第六區土木監督署の標石

山頂東部から東南の展望
 
北東山麓にある墓地への登り口
   
北山麓にある木野山神社奉燈
 
県道279号線から見た山容
   
福島地区から見た山容