三角点名 | 西軽部 (ニシカルベ) | 山名 | 龍王山 | ||
所在地 | 赤磐市(赤坂)西軽部字寺佐古 (「笠地山」ともいう) | ||||
コード | TR 35234106001 | 標高 | 219.27m | ||
埋 標 | 明治24年 4月30日 | ||||
地上部 | 19cm | 方位 | 東向き | ||
概 況 | 今日は旧正月の2日目(仕事始めの日)、天気も良さそうなので三角点探査を思い立つ。県道27の軽部下(笠口)から西に向い、100mほど入ると山門、仁王様に挨拶して坂道を約600m西進すると浄土寺の駐車場。装備を整えて先ずは本堂へお参り。参拝に来られた地元の方に来意を告げて溜池管理道に取り付く。道幅は軽四なら通れそうだが、可なり荒れている。凡そ5分で溜池堤防西端に達し、東に回って池の端から北の小道を進む。ゼンリンの地図には池の奥から北の尾根に向かって点線が書かれているがそれらしき道は見つからず、やむを得ず自然林の中を尾根に向かう。支尾根に達するとシダが群生、木に掴まりながら頑張って登るとやがて山頂。三角点標石は桧の植林と自然林の境界地点で待っていてくれた。(往路:約20分) 三角点は明治24年の設置であるが、標石は損傷もなく元気。しかしタグがないということは、最近では調査されていないということか。周りを整理して記念撮影。 三角点からの展望は全く利かず、ならばと東に向い、約80m下ると鉄塔35、ここからは北東に県道27を行き交う車両や遠く和気の山並みを見ることができる。 しばし展望を楽しんでから三角点まで戻り、下山開始。南東に30mほど下ると大岩が2つ見える。山名からして磐座か?と下に回ってみると大岩の脇の石柱には、「阿弥陀岩」(平成13年10月吉日、天台宗笠地山浄土寺名誉住職片岡観道))と刻まれていた。両手を合わせてから下山を再開、参道を探すもそれらしき道は見つからず、急な植林の中を下っていく。凡そ5分で池の端部に辿りつき、回り込んで堤防下に降りる。そこからは山裾に付けられた水路の脇の道を下り、浄土寺の本堂の上に出る。無事三角点に出会えたことを報告するため本堂に回ると御住職とお会いすることができ、寺の由緒等を教えて頂く。(山容が「笠」に似ていることもあり、山号を「笠地山」と云い、地元の方は、通称「笠寺」と云われるそうだ。従って、県道の取り付き口も「笠口」とのこと。なお、「阿弥陀岩」は元は1つであったが、割れて2つのなったとのこと。「浄土寺」については【笠地山 浄土寺】を参照されたし。) (復路:実15分)(H27.02.20 ) |
東軽部地区から見た山容(中央奥が龍王山) |
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県道27からの進入口(軽部下:笠口) |
約100m進むと山門(仁王門) |
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坂道を約600m西進すると浄土寺 |
溜池管理道に取り付く |
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落ち葉を踏みしめながら登って行く |
やがて溜池の堤防が見えてくる |
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溜池の堤防から進路を確かめる |
尾根にはシダが群生している |
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三角点は桧の植林と天然林との境界地点 |
方位は何故か東向き |
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標石は123年を経ても元気 |
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三角点の東80m地点に建つ鉄塔35 |
鉄塔35から北東の展望 |
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山頂直下30mにある阿弥陀岩 *クリックで大 | 桧の植林の中を下る |
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溜池からは水路に沿って下る |
浄土寺本堂奥から南東の展望 |