神社名 垂水神社              (岡山県神社庁加盟)   
鎮座地 落合町垂水            


製作年 文久 3 (1863)
製作者 不詳
大きさ 42×22×35
備 考  国道313号の北沿いの山麓に鎮座する神社。元郷社だけ
あって境内も広く、拝殿もしっかりしている。狛犬は拝殿の前
の高い台座の上で頑張っている。身構え型ではあるが、やや
背中を丸くし、尻尾をピンと立てているのが特徴。

       


   神社に関する伝承          (山陽新聞 「岡山大百科辞典」)
 祭神は、大己貴命と応神天皇で、一般には国司様と呼び、もと垂水郷を見下ろす弥山の山頂に
あったが、戦国末期に現在地に移築したと伝える。応神天皇は、垂水寿伯が願主となって、慶長
12年(1607)、宮山に勧進した八幡様を国司様に合祀したもの。この神社には、特殊神事として、
7月25日の「御箸神事」がある。神前に箸を供えて祈念し、別に用意した箸を氏子に配る行事であ
る。天安2年(858)、菅原道真が14歳の時、父是善に伴われてこの地を訪れ、休息して昼飯をと
り、そのとき用いた箸が芽吹いて成長したと伝える「箸立天神」の信仰に基づく神事である。(箸立
天神は、明治42年(1909)垂水神社に合祀)