神社名   氷室神社             (岡山県神社庁加盟
鎮座地   神郷町油野
狛犬 製作年  昭和13年(1938)12月
作 者   不詳
大きさ   ア像 80×46×95p   (来待石)
備 考   三室川右岸に鎮座する神社。大きな石の鳥居を潜って参道を奥に進むと、石段の中段で狛犬さんが迎えてくれる。
 先ずは本殿に参拝してから狛犬の観察。来待石でできているため、一部が風化しているが、立派な構え型、特にァ像の懐には子狛が囲われている。阿新地方には子狛連れが多いが、これも親の愛情の表現の一つか。
 引き続いての警護をお願いして参道を戻る。

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            神社の由緒・沿革       出典:「岡山県神社誌」
 正安3年(1300)10月朔日に平城都左京春日御蓋に鎮座の氷室神社を奉斎した。元弘3年(1333)4月に後醍醐天皇が境内に仮の御玉殿を建造せられた。貞享4年(1687)に炎上、社殿の宝物を焼失した。正徳3年(1713)10月に羽場権七外7人で御社殿を再建した。寛政11年(1800)12月に備中松山城主板倉周防守が御社殿を造営し、境内地を整理した。安政5年(1858)4月に藩主が御社殿を造営した。
 なお、神郷町高瀬の【氷室神社】は、慶長5年(1600)10月10日に備後国庄屋伊田助左衛門が当時の油野村三室の氷室神社の久久紀若室葛根命の御分霊を勧進したといわれている。