神社名 | 鼓神社 (岡山県神社庁加盟) | |
鎮座地 | 岡山市上高田 | |
備 考 | 県道建部・大井線の西に鎮座する神社。旧県社にふさわしい鳥居の後には貫録のある狛犬さんが構えスタイルで迎えてくれる。そして、本殿前の玉垣内では県下で製作年が残されているものでは最古の備前焼狛犬さんが頑張っている。しかも作者は伊部を代表する窯元の一つである森氏の江戸末期の名工。残念ながら阿像は見当たらず寂しいだろうが今後とも頑張ってほしい。 |
@ 鳥居後 弘化3(1846)年9月 作者・不詳 H 80cm
A 本殿前 文政4(1821)正月 作者・森 五兵衛正統 H 80cm (ウのみ)
神社に関する伝承 (森脇正之編 「倉敷の民話・伝説」) 吉備平定の際、吉備津彦命に仕えた夜留霊臣は、いつも鼓を持って戦いの駆け引きをしていた。温羅との戦いで、鯉に変身した温羅を命が鵜になって追い回す姿を見て恐くなり、この高田の地に逃げた。しかし、持っていた鼓が鳴り響くのでやむなく田の中に捨てて身を隠した。今もその田を鼓田という。この神社には、命の后である高田姫命や秒速数百qを飛ぶことができたという楽々森彦命などが祀られている。 |